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介護の職場!介護老人保健施設(ろうけん)のサービス・仕事とは?

介護の職場には様々な場所があり、施設によって活動や業務内容が違い、それぞれに特徴があります。今回は介護の職場の中のひとつである介護老人保健施設について詳しく紹介していきます。介護老人保健施設に転職を考えている方や、介護に携わる仕事に興味のある方必見です。

介護老人保健施設(ろうけん)とは?

介護老人保健施設とは、介護保険が適用される介護サービスであり、65歳以上の要介護度1以上の方で病状が安定しており、入院治療が必要ない場合に入居可能となっている施設です。
(ただし、64歳以下では、特定疾病に認定された場合には入所基準となります。)
介護老人福祉施設や介護療養医療施設は介護保険法に基づく指定ですが、この介護老人保健施設は、介護保険法の規定に基づく許可制となっています。
この施設は入居者の方が機能訓練などを経て、家庭での生活を復帰させ、自立できるようにすることが目標となっており、終身での入居は受け入れておらず、施設によって3か月単位で入退所判定が行われ、退所または継続の手続きを行うことが必要となっています。
入居するにあたってかかる費用として、初期費用である入居一時金は必要ありません。介護サービス費を1割負担するほかに、生活するうえでの水道光熱費や食事代などを含む費用として、月額8万円から13万円(部屋タイプ・世帯年収・課税状況により変わる)がかかります。この他、洗濯代、電話代などは別途、実費がかかってきます。

介護老人保健施設のサービス・活動内容

種類 サービス
ロングステイ(施設サービス) 施設に入所してもらいケアプランを作成し、それをもとに機能訓練などのリハビリを行い家庭への復帰を目指します。
ショートステイ 在宅での介護の中で、都合によって介護ができない場合において一時的または短期間、ロングステイ同様に食事や入浴、排泄の介助などのサービスを行います。
デイ・ケア(通所リハビリテーション) 利用者の方を家まで送迎し、日帰りで健康チェックや食事・入浴、リハビリ、レクリエーションなど一日を通して、家にいることとはまた違った時間を楽しく過ごしてもらうサービスです。

<活動内容>

サービスの形は多少違いますが、活動内容は主に、食事・入浴・排泄の介助や医療ケア、日常生活に戻るための機能訓練などのリハビリテーションを行います。
また生活習慣にリハビリテーションを取り入れて毎日過ごすことをリハビリの一環にすることや、書道教室・手芸・音楽・レクリエーションなど楽しみながらリハビリが行えるような活動もします。
また、(公)全国老人保健施設協会によると、介護老人保健施設の役割は以下となっております。

包括的ケアサービス 利用者の意思を尊重し、個々に応じた目標と支援計画を立てて必要な医療や介護、リハビリテーションを提供する。
リハビリテーション 基本的な動作や体力回復、家庭環境の調整など、生活機能を向上させるために、集中的なリハビリテーションを行う。
在宅復帰 認知症や脳卒中などの状態に応じ、多職種からなるチームを編成して、早期の在宅復帰を目指す。
在宅生活支援 在宅での生活を継続できるよう、通所・訪問リハビリテーションなどのサービスを提供し、予防介護に努める。また、家族の介護負担の軽減を目指す。
地域に根差す施設 家族との情報共有を行い、様々な相談に対応する。また、市町村自治体や保健・医療・福祉機関等とも連携し、地域一体となったケアを積極的に行う。

(参照;介護老人保健施設の理念と役割)

介護老人保健施設の長所・短所

介護老人保健施設は、ほかの介護施設と比べてどのような特徴があるのかまとめてみました。
<長所>

  • 一時入居金がいらないので、気軽に入所できる。
  • 自宅での生活を目的にしているため、機能訓練が多い。
  • 短期間サークルのため、気軽に利用できる。
  • 医師が常勤しているため、医療処置も行う。

<短所>

  • 月額利用料が、特別養護老人ホームと比べると高い。
  • 定期的に入所の判定が行われるため、長期入所が難しい。
  • レクリエーションのサービスが少ない。

介護老人保健施設の人員配置

どの介護施設においても、利用者の方の安全や健康管理、介助が行き届くよう義務づけられた人員の配置があります。
介護老人保健施設(ろうけん)の人員配置は下記のようになっています。

<介護老人保健施設人員配置図>

職種 人数
医師 常勤で1人
看護職員 9人
介護職員 25人
介護支援専門員 1人
リハビリ専門職員 1人(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれか)
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれか 1人
栄養士 1人
ソーシャルワーカー 1人

※入所定員100名に対して必要な人員です。他に、調理員や事務員などがいます。
※この人員配置は、特別養護老人ホームや介護老人福祉施設に比べて看護職員・介護職員が多く、リハビリ専門の理学療法士、作業療法士・言語聴覚士のいずれかがおり、医師は非常勤でも可の施設があるなか常勤で1人配置されていることが特徴です。

介護老人保健施設での働き方

  • 介護老人保健施設では入所されている方がいるため、日勤・夜勤・早番・遅番の交代勤務24時間体制で介護する。
  • 介護老人保健施設は家庭への復帰が目標であるため、専門的指導のもと介護職員もリハビリテーションを手伝う。
  • 何でも気を利かせて手助けするのではなく、入所者の方が自分でできることはやってもらい、見守ることもリハビリの1つ。
    手を出しすぎないようにし、安全な環境を整えておくことを心がける。
  • 食事・排泄・入浴・移動介助などの基本的な身体介護も多くあるが、特養のように終身制ではなく概ね三カ月単位で入所者が入れ替わるため、入所された方の性格や特徴をはやめに把握する必要がある。
  • 他の施設に比べてイベントは少ないが、クリスマスやお正月、夏祭りのイベント、レクリエーションなど、利用者が楽しめるような活動を考え、準備をする。
  • 医療、看護、介護、リハビリ、管理栄養など多職種と連携して行う仕事が大半なので多職種の方とコミュニケーションをとり仕事を円滑に進められるようにすることが大切。
  • 在宅復帰目標の方が入所されることが多いが、中には寝たきりや重度の認知症の方も、特別養護老人ホームの空き待ちで入所されることがあるため、重度の方の介護もあるということを把握しておく。

<まとめ>

介護老人保健施設(ろうけん)では常勤の医師や夜間にも看護職員を配置しているところが多く、医師による細かな健康管理や夜間の看護ケアが可能になっています。
このように介護において働く上で、各施設でサービス内容や人員配置はそれぞれ異なり、介護職員としての働き方も変わってきます。
これから介護の仕事をしたいと考えている方、介護老人保健施設に転職を考えている方、働きたい職場の環境や活動内容、自分の役割をあらかじめ把握し、すぐに仕事に取り組める準備をしておくと環境に馴染みやすく仕事もスムーズに進められることでしょう。
ぜひ、介護老人保健施設で働くことを積極的に考えてみましょう。

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