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介護業界における大手企業ランキング&統計に基づく倒産の実体

介護業界に興味ある方や、介護の仕事へ転職しようと考えている方でしたら、介護業界で人気の企業や、大手企業などの情報についても、知っておくと何かと役立ちます。
そこで今回は、介護業界において、統計に基づいて企業ランキングをご紹介します!

介護業界で一番人気の大手企業ってどんなとこ!?

介護業界で一番売り上げを上げている企業はどのようなところのでしょうか?
就職や転職するなら、安定した大手企業がいいという方も多いでしょう。
そのような方のために、介護業界で勢いのある大手企業を、ランキング形式で5つご紹介致します!

5位:セコム(メディカルサービス事業)

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▼会社名 セコム株式会社(SECOM CO., LTD.)
▼本社所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目5番1号
▼電話番号:(03)5775-8100(代)
▼設立年月日:1962年(昭和37年)7月7日
▼役員:取締役最高顧問(創業者) 飯田 亮(いいだ まこと)
▼代表取締役会長:前田 修司(まえだ しゅうじ)
▼代表取締役社長:伊藤 博(いとう ひろし)
▼資本金:663億円(2015年3月31日現在)
▼株式上場:東京証券取引所市場第一部(1978年5月)
 (東京証券取引所市場第二部(1974年6月))
 (大阪証券取引所市場第一部(1986年6月))
▼証券コード:9735
▼売上高:3,706億円(2015年3月期)
▼経常利益:815億円(同上)
▼当期純利益:574億円(同上)
▼1株当たり当期純利益:263円41銭(同上)

◆出典:SECOM

<売上高:538億円>
セコムの訪問介護サービスでは、介護保険適用となる基本サービスだけでなく、介護保険適用外となる幅広いサービスの2種類を用意しています。
介護保険適用外となるサービスは、
ご利用料金全額負担となりますが、介護保険適用範囲内ではできないような、幅広いサービスを提供しています。
サービス内容の中には、ご本人の身の回りのお世話する、介護保険サービスだけではありません。
また、スタッフは全員、介護福祉士・ヘルパー1級/2級どちらの資格も保有しています。

4位:ツクイ

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▼社名 株式会社ツクイ
▼TSUKUI CORPORATION
▼設立 1969年6月
▼本社所在地:〒233-0002 横浜市港南区上大岡西1丁目6番1号
▼資本金 33億4,220万円
▼従業員 17,600人
▼代表取締役社長 津久井宏
▼取締役常務執行役員 髙橋靖宏
▼取締役執行役員 小林久美子
▼取締役執行役員 森野佳織
▼社外取締役 宮直仁
▼社外取締役 山﨑泰彦
▼常勤監査役 相澤進
▼社外監査役 久世善雄
▼社外監査役 小泉正明
▼社外監査役 鳥養雅夫
▼事業内容:在宅介護事業、デイサービス、訪問介護サービス、訪問入浴サービス、グループホーム、居宅介護支援(ケアプラン作成)、ショートステイ、小規模多機能型居宅介護、訪問看護サービス、介護予防サービス、障がい者総合支援サービス、保険外自費サービス、有料老人ホーム事業、介護付有料老人ホーム、調剤薬局、サービス付き高齢者向け住宅事業、人材開発事業(株式会社ツクイスタッフ)

◆出典:ツクイ

<売上高:574億円>
ツクイでは、仕事と家庭の両立サポートや環境活動など、様々な取り組みをしています。
家で過ごしているかのように、自由で健やかに充実した毎日を提供できるよう、快適な住空間と栄養とおいしさを追及したお食事を提供している「介護付 有料老人ホームツクイ・サンシャイン」も特徴です。

3位:メッセージ

メッセージ

▼株式会社メッセージ(Message Co.,Ltd.)
▼事業内容:有料老人ホーム・サービス付高齢者向け住宅・グループホームの運営、居宅サービス事業
▼本社所在地:岡山市南区西市522-1
▼ホームページ:http://www.amille.jp
▼設立年月日:1997年5月26日
▼代表取締役会長:橋本 俊明
▼代表取締役社長:佐藤 俊雄
▼資本金:39億2,516万円(2015年3月現在)
▼営業収入(売上高):連結:789億3,268万円(2015年3月期)
▼従業員数:連結:17,872名(2015年3月現在、パート含)
▼主要取引銀行:三菱東京UFJ銀行、中国銀行、みずほ銀行、三井住友銀行

◆出典:メッセージ

<売上高:742億円>
メッセージは、岡山県岡山市南区に本社を置く介護付有料老人ホーム「アミーユ」で知られています。
サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなど、住まいの提供や、介護看護サービスや訪問看護、在宅介護サービス、生活支援サービスなど、幅広い介護サービスを展開しています。
他のところと比べ、各段にリーズナブルなところが魅力です。
サービス付き高齢者向け住宅もあります。

2位:ベネッセホールディングス(シニア・介護事業)

ベネッセ

▼商号:株式会社ベネッセホールディングス(Benesse Holdings, Inc.)
▼創業:1955年(昭和30年)1月28日
▼2009年10月1日持株会社化に伴い、「株式会社ベネッセコーポレーション」より商号変更
▼所在地
→本社:〒700-0807 岡山市北区南方3-7-17
Tel : 086-225-1165(代)
→東京本部:〒163-0416 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング 16F
▼Tel : 03-5320-1940(代)
▼代表取締役会長兼社長 原田 泳幸 (はらだ えいこう)
▼資本金 13,600 百万円
▼事業内容:持株会社・グループ全体の経営方針策定および経営管理等

◆出典:ベネッセホールディングス

<売上高:795億円>
シニア・介護事業領域は、ベネッセグループ全体の売上高のうち、18.8%を占めています。在宅介護サービス事業、通所介護サービス事業、介護研修事業及び保育園・学童運営事業など提供しています。
(株)ベネッセパレットでは、高齢者向け配食サービス事業を、(株)ベネッセシニアサポートでは、ベネッセの介護相談室を設けています。

1位:ニチイ学館

ニチイ学館

▼商号:株式会社 ニチイ学館(NICHII GAKKAN COMPANY)
▼本社所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目9番地
▼TEL:03(3291)2121<大代表>
▼創業年月:1968年12月
▼設立年月:1973年8月
▼代表者:代表取締役会長 兼 社長 寺田明彦
▼代表取締役副社長:寺田大輔
▼資本金:119億3,300万円(2015年3月末現在)
▼上場市場:東京証券取引所市場第1部(9792)
▼従業員数(連結):社員16,805名(2015年3月末現在)、業務社員79,785名(2015年3月期 年間の平均人員)
▼売上高(連結):2,718億円(2015年3月期実績)
▼グループ主要事業:医療関連事業、介護・ヘルスケア事業、教育事業、保育事業
▼事業所:本社(東京)、4支社、98支店、12営業所(2015年4月現在)

◆出典:ニチイ学館

<売上高:2714億円>

ニチイの介護付有料老人ホーム「ニチイホーム」として有名な大手企業です。
首都圏を中心に、東京、神奈川、千葉、埼玉などに渡り、60施設以上を展開しています。ニチイ学館の100%子会社であるニチイケアパレスが、30年以上の実績と経験に基づき、安心の介護サービスを提供しています。

(参考資料:http://gyokai-search.com/4-kaigo-uriage.htm

これやばくない!?介護事業の倒産は日常茶飯事!その件数とは…!?

2015年「老人福祉・介護事業」の倒産状況

介護報酬が2015年4月から9年ぶりに引き下げられたが、2015年(1-12月)の「老人福祉・介護事業」の倒産は76件に達した。前年に比べて4割増になり、介護保険法が施行された2000年以降では過去最多になった。介護職員の深刻な人手不足という難題を抱えながら、業界には厳しい淘汰の波が押し寄せている。
出典:東京商工リサーチ

https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20160113_07.html

介護報酬は、2015年4月から、9年ぶりに引き下げられました。
そのため、企業情勢は何とかうまくいっているかのように見えましたが、2015年一年間の「老人福祉・介護事業」の倒産は、なんと76件にも達しています!介護事業で倒産する件数は、増え続けています。
この背景には、超高齢社会に伴う競争の激化と、人手不足の問題なども絡んでいると推測できます。
統計を見てみると、前年と比べ、倒産件数は4割増となり、介護保険法が施行された2000年以降では、過去最多を更新しています。今後も介護事業がどのようにして生き残っていくか、注目が集まります。

大手企業ランキング 挿入

介護業界の特徴!介護業界で働くならやはり大手?それともベンチャー?

高齢化に伴い、介護業界は、現代ではとても注目されています。
国民の高齢化が進行し、介護の需要がとても増えているため、デイケアやデイサービスも増加し、介護業界に興味を抱く方も増えてきているようです。
人手不足が目立つ介護業界なので、就職は有利だろうと思われがちですが、仕事はそう甘いものではなく、かなり厳しいものです。
今とても需要が高いから、安定しているかといった安易な理由だけで介護業界への就職を決めてしまうと、長続きしない恐れも出てきます。
また、最近では、介護の質の悪さも問題になっています。
気になる介護業界の年収についても、決して良いとは言えません。これには様々な事情があります。また、人手不足で採用されやすいという理由で、気軽に介護職に就職した人が、過酷な現実と年収が見合わない事から、すぐに辞めてしまうという例も少なくありません。

◆やっぱり大手企業派?大企業を選ぶメリットとは!?

介護業界への就職を目指している人が、大手企業に絞って選ぶメリットは、以下の通りです。

研修の機会が充実している!
大手企業であれば、新入社員研修に始まり、若手社員向け、中堅社員向け、管理職向け、役員向けと、各階層別に研修が用意されています。自分の業務内容に特化した専門研修も多くて役立ちますし、グローバル化が進んでいる大企業であれば、社費留学制度を用意しているところもあります。自分の可能性や能力を高めたい方達にとっては、大企業に就職した方が成長できそうですね。

大きな仕事を任される!
企業規模が大きければ、任される仕事の大きさも大きくなります。勿論、場合によっては、外部業者との共同プロジェクトを組んでいますが、リーダー権を握るのは、資本規模の大きい会社側になります。
若手の頃は、大きなプロジェクトに参加できず、物足りなさを感じてしまうケースも多いですが、入社10年前後が経過し、それなりに経験や能力が見合ってきた時には、組織内で大きなチャンスが出てきます。
自分の経験を評価してもらえるというのは、大企業ならではでしょう。
チャンスをものにすれば、さらに大きな仕事ができるようになり、幅が広がっていきます。
やりがいがあり、自分のキャリアアップに役立つのは、大企業の醍醐味でしょう。

♦大企業よりもベンチャーの方が面白い!?大企業のデメリットとは

大企業にもメリットだけでなく、デメリットもあります。
人によっては、大手企業よりも、ベンチャーの方が楽しめる方もいます。

大企業は大きな工場と同じ
大企業は、例えるなら工場です。仕事のラインや範囲、役割分担がきっちり決まっている場合が多いです。その決められた中で、いかに効率良く働いていくかが要になってきます。
介護業界に入社しても、数年はルーティン作業が続くと考えた方がいいでしょう。昨日のような今日、今日のような明日が、いつしか仕事になっていくのです。ルーティン化された仕事環境では、大きな変化も求められず、あまり難しく考えなくても、単調にやっていけるものです。しかし、仕事だと思ってやっていたものが、いつのまにか単なる作業にしか見えなくなり、思考が停止してしまう恐れがあります。こうなると、個人のやりがいもなくなり、面白みがなくなってきてしまいます。
大企業とは反対のベンチャー企業であれば、このような事はなく、逆に刺激的で面白いと感じる方も多いかもしれません。一概に大企業なら楽しめる!とも言い切れないのです。

大きな組織では個人の力は無きに等しい?
いくら優秀な人材でも、大手企業では、その能力は決して個人のために使われません。
本人が望むような評価も与えられません。
個人に係る全ての優れた要素は組織に吸収されていってしまいます。
自分の能力を最大限に生かしたいと考えているのであれば、大手企業への就職は向かないかもしれません。

派閥ができる
大企業の組織内には、必ず派閥が存在しています。
そして自分がどこの派閥に所属しているかによって、組織人としての評価も決まってきます。
個人でいくら能力を発揮しても、その評価は所属する派閥のボスに持っていかれてしまう事も多いです。
そのため、大手企業に就職したなら、派閥選びやボス選びが肝腎です。
求められるのは、まさに「人間関係力」です。
誰にかわいがられるかによって、大企業で生き残れるかどうかが変わってくるのです。

<まとめ>

いかがでしたか?
大手企業について、少し現実的なお話をしてきました。
今まで知らなかった面も見えてきたのではないでしょうか。
人口減少と高齢化が進む中、資金が不足し、収益改善が遅れている小規模会社の自律的な業績拡大についても、今後どのように展開するかも、社会では注目されています。
自分の特性や、将来どのように仕事に取り組んでいきたいか、どのような環境で介護に携わっていきたいかを、改めて考え直してみてください。

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