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介護利用者の基本情報が集約!【フェイスシート】を詳しく知ろう

フェイスシートという言葉、聞き慣れない人もいるかもしれません。
でも介護に携わる仕事をしているのなら、この用語や意味については知っておくことが必須と言えるでしょう。
今回はフェイスシートについて、詳しくお伝えしていきますので、フェイスシートを介護に120%活用してサービス向上に役立てましょう。

フェイスシートとは?

フェイスシートは、医療や福祉の分野において援助を目的とした、情報の収集に使用されるものです。
具体的には、利用者の氏名や年齢そして性別や家族構成に加えて健康状態などの基本となる情報がまとめてある、一枚の用紙になります。
このフェイスシートを見ることにより、その利用者がどのような人かが分かるのです。
介護サービスを提供していく前段階として、利用者のことを詳しく知るために、フェイスシートはとても重要なものになります。
そして、介護する側の立場としては、このフェイスシートの内容をよく把握しておくようにしたいですね。

フェイスシートとアセスメントシートの違いとは?

よく混同されがちなフェイスシートとアセスメントシートですが、両者の果たす役割や記載する内容は異なります。
あやふやかも?という方は、こちらでしっかり確認しておいてくださいね。

<フェイスシート>

利用者の情報そのものですから、利用者の名前や性別や生年月日等の情報があるため個人を特定することが出来る書類になります。
それに加えて、学歴や成育歴、そしてどんな教育機関で教育を受けて来た人なのか、成人されている人なら、特別支援学校を卒業された後はどのように暮らして来たのか等を記入することになるでしょう。
もちろん病歴や服薬している薬、そして主治医について把握をすることもあるでしょう。

<アセスメントシート>

成育歴は必要ですが、ライフプランを立てる為の「現状把握」のために必要となる書類です。
現在の利用者の生活や問題点そして評価点等をあげた上で、今どのように暮らしていて、どういった人間関係があるのかなどを図式化して示すこともあります。

フェイスシートの様式(例)と記載のポイント解説

履歴書1
  • ①実施地域や氏名に性別、そして年齢を記入します。記入日と記入者を書くことになります。
  • ②家族構成について書きます。同居の有無や結婚について、そして家族との連絡についてのことを書いていきます。居住状態についても持ち家なのか賃貸なのかを記します。
  • ③健康状態について書きます。疾病の有無や障害の有無についても詳しく書く必要があります。
履歴書2
  • ④生育歴における問題点、学歴などについて書きます。
  • ⑤その後職歴について書きます。今までどのような職業に就いたのか、そしてどのような仕事を長くしてきたのかなど、詳しく書くことになります。例えば正社員で働いてきたのか、パートやアルバイトかなどの、働き方についても書くことになるでしょう。

フェイスシートのサンプル紹介

フェイスシートのサンプルが載っているサイトをご紹介します。
そのままダウロードして使うことも可能です。

パスカリア
http://www.pascalia.co.jp/caredesigner/caredesigner2/snapshot/facesheet.html
フェイスシートの入力画面とシート印刷例が載っています。基本情報シートがついていますので、扱いやすいでしょう。(基本、固有、症状・病状、サークル)と分かれていますので、必要なものを選びやすいですね。

資料の部屋
http://www.npojmi.com/dl1.html
フェイスシート(高齢者例)のサンプルがあります。ダウンロードをしてワード形式のファイルなので、そのまま使うことも可能です。その他の必要書類についても、無料で使用することが出来ますので、介護に関連する職業の方々にとってはとても便利なサイトと言えるでしょう。

首相官邸
http://www.kantei.go.jp/sitemap.html
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kinkyukoyou/suisinteam/PSSdai10/siryou01-2.pdf
かなり詳しいフェイスシートのサンプルがありますので、活用することが出来るでしょう。
表も多くありますので、必要なものを使うと良いですね。シートの種類を見るだけでもかなり勉強になるのではないでしょうか。これから介護の仕事に就くという方なら、一見の価値はありそうです。

<まとめ>

フェイスシートについての知識をしっかり得ることが出来れば、介護の仕事がしやすくなり、利用者の満足度UPにもつながるでしょう。
シートには、利用者の基本的な情報が網羅されていますので、正しく作成し、活用していってください。

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