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介護ボランティアは春がおすすめ!仕事とお年寄りとの関わりを両立させる方法は?

“ボランティア”という形で、介護に関わってみたい方、また将来、本格的に介護職に携わりたいけれど、まずはボランティアで、介護の仕事について学んでみたい方が増えています。そこで今回は、ボランティア介護という仕事に興味のある方や、この春こそ社会貢献したい!と考えている方に、『介護ボランティア』について解説したいと思います。社会人の方が仕事と両立しながら介護ボランティアに参加するなら、春が1番、その理由についてもご紹介したいと思います。

仕事と両立しながらボランティア活動をする意義は?

社会人の中には、「今の仕事だけでも十分忙しいのに、さらにボランティア活動をするなんて時間的に無理・・・」と感じる方は多いと思います。
そもそも日本は海外に比べ、働いている時間が長く、ボランティア活動や趣味に充てる時間が少ないのが現状ですね。
しかし、日本国内での動向を見てみると、1970年代以降、日本国民の「仕事志向」は低下し、逆に、「余暇志向」が上昇、ボランティアへの参加割合も増加しています。
せっかくの余暇の時間に、ボランティアをするということは簡単なことではありませんが、やる前と後で、「やってよかった!」と思う方がほとんどです。
特に介護に関わるボランティアは、得るものが多く、自分自身の人生を豊かにしてくれることでしょう。
その価値をすぐに認識することは難しいかもしれませんが、「あの時ボランティアしておいてよかった」と思える日が、きっとくるはずです。
仕事だけではない、趣味だけではない、自分のライフサイクルにボランティアという活動時間を設けることは、自己満足ではない、本当の心の充実を得られるでしょう。

ボランティア活動に入る前の準備

まず、ボランティア活動を行う前に、心構えを含めた準備が必要です。
というのも、ボランティアというのは、無償で行うという大前提があるからです。では、この給料は発生しない活動には、どのような気持ちで取り組めばよいのでしょうか?
また仕事と介護ボランティアを両立するためには、どんなモチベーションで続けていけば良いのでしょうか。
一つの答えとしては、自分自身がリフレッシュし、社会貢献や高齢者から感謝されることに対する満足感・充実感といったものがあります。
特に、社会人として働いている場合、普段とは別業種のボランティアをするということは、よい息抜きになります。毎日しごとしごと…という生活をしていると、ふとした瞬間、「自分は何のために働いているんだろう…」と、心が折れそうになることがあります。
でも、自分が一生懸命取り組んでいることが2つ、3つあれば、そのうち1つで大きな失敗をしたり、心がくじけそうになっても他があります。
疲れた心も体も、リフレッシュしてくれる場合があるのです。
しかし、無償のボランティアだからと、軽い気持ちで参加はできません。
ボランティアであろうと、正規職員であろうと、同じ現場で仕事をする以上、しっかり仕事として取組み、高い意識を持って取り組みましょう。
また、ボランティア活動は、自分ひとりの満足では成立しません。
ボランティアを必要とされる方と、ボランティアをする人とのコミュニケーションを大切にして、お互いに満足を得られる時間を作り出しましょう。
また、無償が前提のボランティア活動ですが、市によっては、活動に応じてポイントが付与され、そのポイントを交付金などに換金したり、障がい者施設などの生産商品と交換できる場合もあります。市のHPなども調べてみましょう。

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介護ボランティアはどういうことをするの?

例えば部屋の掃除、介護利用者の話相手、料理の手伝い、シーツの交換、縫物…と、数え上げればキリがないほど様々な内容があります。
介護士説では、利用者の層にも寄りますが、様々なレクリエーションや行事を実施しています。
生き生きとレクリエーションに参加している高齢者の方々と一緒にすごすのは、とても楽しい時間かもしれません。
入浴の介助では、補助的な役割りでの参加になると思いますが、体力が必要であったり、利用者を尊重し、
明るくはっきりと声がけをして、安心して任せてもらえるよう心がけるとよいでしょう。
様々な介護ボランティアを通し、両親が要介護となった時の心の準備ができたり、祖父母のことを思い出したりと、感じることは様々あると思います。

介護ボランティアの内容は?

それでは、具体的に介護ボランティアの内容を見ていきましょう。

  • レクレーションや行事の運営補助、手伝い
  • 散歩、屋外移動の補助
  • 話し相手、朗読
  • 食事の際のお茶出し、配ぜん
  • 共有部分の掃除、ベットシーツ交換
  • 洗濯物の整理、ほつれ直しなどの縫物

など様々な内容があります。

介護ボランティアを探すにはどうすればいいの?

それでは、実際にボランティア活動の場を探すには、どのような方法があるのでしょうか?
まずは、ネットで“介護 ボランティア”と検索すると、色々とヒットします。
ただ、仕事探しをするのと違い、生活拠点を今のままで、休日の時間を利用して参加することになりますのでる…と考えると、お住まいの地域に限定してボランティア先を探すのがよいでしょう。そのため、インターネットでお住まいの地域の介護施設を調べ、ボランティア募集をしている先を探すのもよいでしょう。
また、市役所でお近くの介護施設を調べ、直接問い合わせてみるのも早道です。
ボランティア募集を特に公にしていないけれど、問い合わせてみたら「是非!」ということもあるのです。
また、春は、 多くの企業、施設にとっても、出会いと別れが多い季節です。
一般的に人事異動も多く、新入社員も入ります。この時期にボランティアを始めることは、新しい環境に交わる人も多いため、新しい仲間とともに働くチャンスの季節でもあるのです。
また、ボランティア活動を始めるにあたって、基礎知識や留意点などが学べる研修を定期的に行っている市もありますので調べてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?
最近の保育園や幼稚園の中には地域の老人ホームへ定期訪問し、高齢者とお弁当を食べたり、遊んだりする企画があったりと、高齢者と身近に触れ合う機会がある場合もあります。
子供のころからこうして介護や高齢者を身近に感じることができれば、いざ介護に迫られた時や街中で見かけたお年寄りに優しく接することが出来るかもしれませんね。
しかし、今からでも、今後、自分の余暇をどのように使っていくかを考えたときに、自分が社会に貢献したい、介護に携わってみたい、と思う場合、それは介護ボランティアを始める良いきっかけとなるでしょう。
介護のボランティアを考え迷っているならば、ぜひこの春に、自分の余暇を積極的に利用して、介護のボランティアを体験していただきたいと思います。

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