現在、とても人気のある「ケアマネージャー」!せっかく資格を取得したものの、お仕事として働く為には面接を受けなれば始まりません。
そこで気になるという方も多いと思われる、ケアマネージャーの面接対策をご紹介します♪
ここだけの「実際に聞かれた」という役立つ質疑応答集からポイント解説まで細かくみていきたいと思います。
まずは、ケアマネージャーの面接でよく聞かれる事をまとめました。実はこれらは実際に聞かれているものなので、必ず事前に準備をし、明確にしっかりと答えられるようにしておきましょう!
新卒ではない限り必ず聞かれる質問ですね。
退職理由を説明する際には、本当の理由を率直に伝えるのではなく少し工夫が必要です。ポイントはネガティブな印象を与える発言をせず、当たり障りのない事を!
退職を選んだ本当の理由が…
…などの理由だとしても、それを正直に面接で話してしまうと不採用になる可能性が高くなってしまいます。
なぜなのか。素直なことはとても良いことですが、特に人間関係でトラブルを抱えていた事を打ち明けてしまうと、面接側の施設でも対人関係がうまくできない人材と思われてしまうため、採用を見送られるケースがあります。
さらに、ケアマネの仕事は人と接する機会が多いので、人間関係が退職理由ですと仕事として成り立つのか懸念されてしまいます。「うちの職場でも問題を起こしてすぐ辞めていくかも…」ととらえられてしまう可能性があるのです!
なので、退職理由をネガティブな内容にしてしまうと不利になりますので、無難な答えや前向きな理由を述べましょう。ちなみに、前職が介護関係でなかった人も、なぜ前職を辞めて介護職を選んだのかは聞かれる可能性が高いですので、答えを用意しておきましょう。
つぎに実際に聞かれるもの、それは…
「どうしてうちの会社を選んだのか?」という志望動機です!
未経験や新卒採用の募集もありますが、中途採用の場合は基本的に[即戦力」が求められるので、若くて伸びしろがあるというだけでは採用は難しいかもしれませんね。中途採用においては、今までどのような事を学び、現在どんな能力があるかが勝負の分かれ目です。前職の経験から、ケアマネとして活かせそうな能力をうまく結びつけて回答できると花丸です♪「生かせる能力」をアピールし志望動機に繋げましょう!
自分が就職する施設はどんな理念の元にどんな事業を行っているのかを把握しておくことは重要です。これは実際に聞かれるというものというより、自分からの質疑にも使用できますし、採用され働く際にも必ず役に立つ情報となります。
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また、ケア転職ナビの求人の欄に「特徴」という欄がございます、そこに施設ひとつひとつの理念や方針、事業展開などを記載していますので宜しければご参考になさってくださいね♪
上述した必ず事前に準備しておくべきことがここで活躍しますよ◎
一位 なぜ当社で働きたいのか?
これは熱意や意志を確認するための質問なんです!なので、あなただけの利益を一方的に考慮して選んだ結果理由のみでは印象があまりよくありません。
◎回答例:「認知症ケアに熱心な会社だと知り、御社でなら私のこれまでの経験を活かしてさらに成長していけると思ったからです。資格取得のサポートシステムも充実しているので、ケアマネージャーを目指す私にとって魅力でした。」
自分が応募した先の制度や特徴をちゃんと研究した上で応募した事が分かりますよね。自分の経験が活かせるというところもアピールポイントです!
×NG例:「家が近いので選びました。」
×NG例:「給料が高いので選びました。」
二位 前職を辞めた理由は?
会社都合によってやむを得ない理由で退職した場合は、その旨をお伝えしても大丈夫ですが、前述でも述べたとおり前職への不満は控えておきましょう。
◎回答例:「もっと利用者の気持ちに沿った介護サービスがしたいと思っていた時、御社が利用者に対して非常に細やかで徹底したサービスを行っている事を知り、ここでならスキルアップできそうだと感じたので転職を決意しました。」
「スキルアップ」というキーワードが前向きな響きを与えて好印象です。
◎回答例:
「前職場が経営不振になって廃止してしまい、それによる退職です。」会社都合によってやむを得ない理由で退職したのだと明確に分かりますね。
×NG例:「人間関係が悪くて辞めました。」
うちの会社に来ても人間関係でゴタゴタを起こすのではないかと懸念されます。
×NG例:「安月給で残業も多く、ひどい会社だったので辞めました。」
たとえ本当の事でも、これは前職場の悪口にあたります。「自分の仕事を正当に評価してくれる職場が良かった」などと、ポジティブな表現に置き換えてみましょう。
三位 今までどんな仕事をしてきたか?得意分野は?
◎回答例:「3年間、訪問介護のヘルパーを経験してから有料老人ホームに転職しました。マンツーマンサービスから複数の入居者に対応する介護に最初は戸惑いましたが、新しい事に挑戦して視野が広がりました。介護技術もアップし、現在はフロアリーダーとして新人教育もしています。今となってはマネジメント力が得意分野となってます。」
これまでの経験を簡潔にまとめていてグッドです。前職場でチャレンジしたり成果を出してきた事も伝わり、さらには明確に得意分野も分かり信頼できる回答ですね。
×NG例:「訪問介護と施設介護の両方経験しました。」
これでは言葉足らずで不十分な回答になってしまいます。事実を述べたに過ぎず、そこでどんな経験をしたか、どんな事を学んだかが全く見えてきません。
四位 入社したらどんな仕事をしたいか?
◎回答例:「グループホームで働くのは初めてなので、まずは現場で入居者と接しながら、介護スタッフとしてスキルアップしていこうと考えています。また、将来的には訪問介護や施設を経験したことを活かし、ケアマネージャーの職に就きたいと思っています。」
ケアマネを目指すという明確な目標もあり、積極的で前向きな意志が伝わってきます。うちの会社でも頑張ってくれそうだと感じさせます。
×NG例:「特にないです。」
×NG例:「何でもできます。」
介護職は専門職にあたるので、資格やスキルを生かして自分に何ができるか、やりたい事を具体的に伝えるようにしましょう。「特にない」という表現はやる気がないととられてしまいます。
五位 何か質問はありますか?
◎回答例:「ゆくゆくはケアマネージャーの資格をとりたいのですが、資格支援の制度があればその内容を教えていただけますか。」
◎回答例:「御社のモットーにて地域交流を重んじられていますが、具体的にはどのような活動・交流を盛んに行っていますか」
◎回答例:「社内研修制度があるそうですが、頻度や内容についてもっと詳しくお聞かせ願えますか。」
どちらも応募先の情報をしっかりリサーチした上での質問ですよね。また、入社後の事も想定し、そこでもっと勉強したいという意気込みや業務への関心度も感じられます!
×NG例:「特にありません。」
やる気がないと受け取られてしまいます。もしも本当にない場合は、「丁寧にご説明いただいたので、わかりました。ありがとうございました。」などとうまく交わしましょう。ですが、「職場の雰囲気をより詳しく」とといった事柄でもいいので面接施設に興味があることをアピールできるチャンスなので逃すは勿体ないですし、退職にいたってしまう原因を排除できる機会です!!
×NG例:「給与はどれくらいか」、「休日はどのくらいあるか」、「福利厚生は充実しているか」
仕事の事よりも待遇面ばかり気にしていてやる気ゼロにとらえられます。労働条件の事ばかり質問するのはやめましょうね。
六位 残業はできますか?夜勤はできますか?
「できます」と即答した方が印象はいいですが、明らかに無理な理由があるのに「できる」と軽々しく答えると、採用後にトラブルになってしまいます。
◎OK例「問題ございません。平均的にどれくらい残業があるのでしょうか?」
◎OK例「正直申しますと現時点で夜勤は難しいですが、4月から子供の学年が上がるので夜勤対応も可能になるかと思います。」対応できそうにない場合でも理由をはっきり伝えていますし、フォローも入れていて好印象です。
×NG例「夜勤も残業も絶対無理です。」
介護業界は人を相手にする仕事なので、多少は残業が発生するのが当たり前です。絶対できないとなると前提条件に合わす不採用になる可能性があります。
また、ただ「できない」と否定的に答えるのではなく、その理由やフォローも添えておくとネガティブな印象が和らぎます。
※昨今は日勤のみでも可能や残業軽減に努めているという環境の施設もあるかと思います、面接前に調べておいたり、質問としてきちんと確かめておくのが良いでしょう!
七位 いつから出社できますか?
会社によっては即日入社できる人を優先的に採用するところもありますが、事情あって早く退職できない場合には、入社可能日をはっきり告げ、少し待ってもらえるか尋ねてみるといいでしょう。
◎OK例「明日からでも出社できます。」
すぐに勤務しに来てくれる人の方が、意欲や熱意が感じられます。
◎OK例「~以降でしたら出社できます。」
正確な日程や即日入社できない理由を知らせておく事で、相手も納得してくれます。働きながら転職活動をしている方はとくに、引き継ぎなどや現職場の事情もあると思いますので、しっかりと伝えましょう!
×NG例「分かりかねます。」
入社できる日が分からなければ、相手もスケジュールを立てにくいですし、本当に入社する気があるのか疑われてしまいます。
八位 アピールポイント、長所について
「特にないです」「何でもできます」よりも、資格やスキル、経験を活かした自分ならではの具体的にできること伝えましょう!経験がないのなら、学ぶ意欲や体力を。体力がないのなら、経験や知識を。と、短所を長所に変えると思いつきやすいかと思います!とくにケアマネ希望の方が多い性格の傾向として、世話焼きであったり、没頭しやすかったりしますよね。その場合は…
◎OK例「私の長所としましては、努力を惜しまずに利用者様ならびにご家族様とのコミュニケーションをしっかりと図ることです。」
ケアマネージャーは、高いヒアリング力を必要とします。この人なら、少し没頭しやすいが利用者様にとって不利益になることをしないと伝わってきます!
短所を長所に言い換えPOINT | |
世話焼き | コミュニケーション力 |
仕切りたがり | 調整力 |
あきらめが悪い | 忍耐力 |
没頭しやすい | 努力家 |
抱え込みやすい | 責任感 |
心配性 | 計画性 |
神経質 | 几帳面 |
理屈っぽい | 論理的 |
これで面接の質問対策は大方バッチリかと思います!次に、それ以外の大切なことを現場のケアマネさん、採用担当者の方に聞いてみましたのでご参考ください。
ケアマネはご利用者様と長い付き合いになります。
そこで一番に大切なことは「人柄・人間性」なんです!
会話をしている相手の目を見て話さない方を信用できますか?
きちんと挨拶・お礼・連絡ができない方とお仕事ならびに生活を任せたいと思いますか?
清潔感のない方に、ケアプランに関わる金銭について頼りにできますか?
そう、基本的なことが一番大事なんです。
清潔感のある服装や髪型を整える!オススメの服装はスーツ!
ラフすぎる格好はNGです。一番のおすすめはスーツなのですが、用意するのが難しい場合は無地のワイシャツ・ブラウスにジャケットを羽織り、つま先までありキレイな靴でOK。ヒゲやボサボサの髪は印象が悪くなってしまいます、きちんと清潔感のある身なりで。
当日の持ち物や場所の確認などきっちりと!
当日の朝に、持ち物や場所の確認をして遅刻してしまってはせっかくの面接対策も台無しです×場所はきちんと行き方まで調べておきましょうね!
持ち物リスト
・履歴書(必要であれば職務経歴書も)
・携帯電話
・筆記用具
・メモ
・手帳
メモは自分が質問をした内容の返答を控えておくこともできますし、手帳はいつから勤務できるかなどの日にちを聞かれた際に活用できますよ◎また、手鏡もあると身だしなみチェックができますね!もちろん面接時の携帯電話の電源は切っておいてくださいね。
明るく笑顔できちんと挨拶を!
いつもよりワントーン高い声を意識すると声に明るさが灯りますよ!また、口角を上げることを意識しましょう!出かける前に、身だしなみチェックとともに鏡の前で思いっきり口を開け笑顔の練習を。
相手の目を見て会話し、お話を聞く時は相槌を!
気を付けて頂きたいのは、終始じっと目を見ているは相手が威圧感を覚えてしまうので注意を。また、目を見るのが怖いという方には相手の目より下部分や口元、首やあごに視線を置くのが良いですよ◎さらに、重要なことしっかり伝えたい時に相手と目を合わすと効果的!
相手を想う感謝の心を忘れずに!
自分に面接という時間を頂いたことに「ありがとうございます」と感謝を述べることもそうなのですが、もし電車の遅延や体調不良になった際にどうしていますか?その場合は速やかに、先方の面接担当の方やコンサルタントを通じてならばコンサルタントに必ず!連絡をいれましょう!道に迷った際にも、連絡をいれさえすれば、ていねいに教えてくださいますし時間の調整なども柔和に対応していただけますよ◎
遅刻をしたからと落とされることはありません、何の連絡もなく遅れたり、面接を無断でキャンセルしてしまうことの方が失礼にあたり、一番やってはいけませんよ×。感謝しているからこそ、逐一の連絡を忘れずに。
いかがでしたでしょうか。
面接時に聞かれそうな質問事項やそれに対する適切な答えや、その他の重要なポイントについて解説してきましたが、面接は事前準備をどのくらいしたかで合否が分かれるといっても過言ではありません!当日どんな事を質問されても、きちんと自分の言葉で答えましょう。
一緒に働きたいと相手に思わせること、相手がどんな気持ちになるのかを考え、意識することが採用されるコツです!
また、当ケア転職ナビではあなたに合ったケアマネ求人探しから面接のサポート、入職後のサポートまでコンサルタントが密に寄り添わせていただきます!
あなたが笑顔でいきいきとケアマネージャーのお仕事・介護のお仕事ができますように。
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