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有望な介護関連資格“トラベルヘルパー”について詳しく知ろう!

みなさんは、“トラベルヘルパー”という仕事をご存知ですか?高齢化が進むにつれて、介護と言っても様々な形が求められています。そこで今回は、まだまだ希少な資格、トラベルヘルパーについて詳しく見ていきましょう。

トラベルヘルパーとは?

まず、トラベルヘルパーとは、どういうものなのかを見ていきましょう。
これは、2006年に設立された特定非営利活動法人日本トラベルヘルパー協会が、介護が必要な高齢者や障害者にも、外出や旅行をもっと楽しんでほしいという思いから設立された外出専門の介護支援のことです。この協会では、トラベルヘルパーの養成、活動の支援を行い、必要な方への希望に応じ、外出におけるすべての支援サービスを行っています。

トラベルヘルパーになるには?

では、このトラベルヘルパーという資格を取りたい場合は、どのような手順になるのかを具体的に見ていきましょう。まず、トラベルヘルパーには、3級、準2級、2級、そして1級に分かれています。まず、3級、準2級、2級の資格を取得したい場合には、日本トラベルヘルパー協会の講座に各級の申し込みをします。それぞれの級に合わせた受講料を支払ったあと、送られてきたテキストによる自宅学習となります。全ての課題を終えたら、郵送で課題を提出します。3級の場合は、在宅での検定試験に取り組み、その試験に合格したら認定状が送られてきます。準2級からは、課題をすべて提出後、日帰り研修(2日間)に参加し、検定試験は、筆記、面接と2つの科目を行います。また、2級の場合、日帰り研修ほか、2泊3日の合同研修に参加します。検定試験は筆記試験となります。
1級取得は、2級資格保持者が、「外出支援コーディネイト技法」の受講終了後、1級の認定が行われます。
トラベルヘルパーの資格を取得した後、介護旅行専門のサービス『あ・える倶楽部』、ちょっとした外出などにも対応している『アエルズ』などがあり、資格を活かす仕事に就くことができます。また、こうした介護旅行専門業者ではなく、一般的な旅行会社などでも介護旅行の取り扱いも増えてきています。興味のある方は、各旅行会社への問い合わせをしてみましょう。

トラベルヘルパーのお仕事

次に、トラベルヘルパーの仕事内容を具体的に見ていきましょう。
外出の付き添い、といっても様々な形があります。

日帰りの行事(孫の行事、展覧会、お墓参りなど)への付き添い

宿泊をしない、日帰りでの外出に付き添うケースです。
内容は、お孫さんの行事であったり、お墓参りであったり、温泉や観光を交えた小旅行など、さまざまです。
息子さん夫婦と一緒の外出や、数年ぶりの家族との外出などでも、トラベルヘルパーが付き添うことで、安心して楽しいひと時を過ごしていただくことができます。

宿泊を伴う旅行への引率

交通手段への配慮(エレベーターの有無、車椅子が通れるかなど)、宿泊先への確認(バリアフリーか、お風呂の様子、食事は食べられるものかなど)等々、事前に確認しておく範囲は広範囲に及びます。
不安なく、旅行を満喫していただけるよう、先回りしてさり気なくサポートしてくのがトラベルヘルパーの務めになります。

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トラベルヘルパーのやりがい

トラベルヘルパーと、一般的な介護職員の大きな違いは、達成感かもしれません。両方、介護にまつわる大変なお仕事ですが、トラベルヘルパーには、念願や夢を叶える、といった要素が大きい仕事になります。健常者と比べると、介護を要する人たちのお出かけには、不安や心配、または周囲への気兼ねなどもあり、行動に移すまでには勇気が必要です。また、いざ決断したとしても、実際に達成させるためには、介護のことをよくわかっている協力者が不可欠です。この協力者の役割を請け負うのが、トラベルヘルパーなのです。
つねに要介護者の側にいて、天候や気温への対応、体調不良による急な予定変更など、臨機応変に動ける能力を携わる必要があります。
単に目的地までに連れて帰ってくるだけではなく、思い切って行ってよかった、と思ってもらえるようなお仕事は、介護職の中でも特にやりがいを伴うお仕事ですね。

トラベルヘルパーの給与

トラベルヘルパーは、新しい仕事として注目されているお仕事です。そのため、今現在、数多くの求人があるわけではありませんが、今後、高齢化が進むにつれて、この仕事の需要は確実に伸びていくでしょう。介護職としてみると、時給換算で1000円以上、旅行の場合は、日当が入りますので、1日当たり10,000円以上が相場という場合が多いようです。

<まとめ>

いかがでしたか?
トラベルヘルパーの魅力は伝わったでしょうか?
まだまだ“トラベルヘルパー”という名前の知名度こそ低いものの、将来の有望で、やりがいあるお仕事です。
興味のある方は、ぜひトラベルヘルパー資格の取得を目指してみてください。

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