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介護を円滑に進めるために、ケアマネに必要な「引き継ぎ会議」とは?

引き継ぎ会議は、ケアマネがオリジナルのケアプランを作成し、サービス調整を行った後、サービス担当者を集め、ケアプランの内容を共有したり、皆で検討し合うシーンなどを言います。この会議は、ご利用者様の状態に応じても、ケアプランを変更する際にも開く事ができます。会議開催のポイントは、「情報共有」でもあるので、皆にご利用者様の現状と今後の課題について、把握する機会を与えてくれます。
ケアマネは、引き継ぎ会議が必要になる場面が多々あります。ケアマネとして、引き継ぎ会議のために、どんな準備をしていけばいいのか、きちんと理解しておく必要があるでしょう。
今回は、ケアマネとしての引き継ぎ会議の目的や準備について、詳しく知りたい方に役立つ情報をお伝えしていきましょう!

ケアマネが引き継ぎ会議を必要とするシチュエーションとは?

引き継ぎ会議は、介護ケースに関わるサービス機関が集結する貴重な場です。チームケアを進める上でも、不可欠なものとなるでしょう。ケアマネはここで、関係者を招集したり、司会進行を行うなどの、重要な役割を担う事になります。全体のまとめ役を務める事が求められるため、
「会議は苦手…」というケアマネさんでも、まずは基本を抑えた上で、スムーズで有意義な会議にできるように努めましょう。
引き継ぎ会議が必要となる状況には、以下のような目的があります。

  • 自分(ケアマネ)が退職する事になった
  • 新人のケアマネが入ってきた
  • 利用者の情報について、関係者で共有する必要がある

以下は、会議が必要かどうか、迷った方の例です。

退職するケアマネです。後任へ引き継ぎする際、アセスメントを一緒に行い引き継ぎしたのに、サービス担当者会議ができないと上に文句言うんですが、、、、、。
20日で退職予定で後任へ引き継いでいますが、後任の方には大変失礼だけど、性格が暗くて気が弱そうで、書類や物を失くしたりしてもそこだけは毅然と言い返すのですが、それがつじつま合わせだったり。
そんな人に引き継ぎを現在行っています。その中で、急に退院が決まった利用者の方がおられたのですが、自分は退職するので後任者と一緒にアセスメントと引き継ぎ、サービス調整をして(シュミレーションで利用表を作り家族に提示)家族さんからOKをもらい、お膳立てをして時間がないのいで後は後任がサービス担当者会議を開催してプランを立ててくれたらと思っていましたが、後任が「自身がない。」と上に言い、上も「君は無慈悲ではないか」と言ってきます。つまり前任者がすべてやれと。私のやってる事は非常識で無慈悲でしょうか?私は後任者の努力不足、横着を感じてしょうがありません。他のケアマネさんはどう思いますか?
出典:ヤフー知恵袋

四月から初めてケアマネの仕事に就き、一人CMで何もかもが初めてで、分からない事ばかりです。

来週、初めて新規予防プランの「サービス担当者会議」を開く事になりました。今まで、介護の現場にいたのですが、サービス担当者会議に出席した事もなければ、見た事もありません。
今、不安で不安で仕方ありません。

いまいち、サービス担当者会議を開く意図も良く分からないままの来週です。
自分的には、サービス担当者会議で何を検討すればいいのかも、良くわかりません。会議を開くのは、開かないと包括から印鑑がもらえないからとりあえずという気持ちなのですが、しかし、当日どうすればいいのだろう?と考えると夜も眠れません。

サービスの内容を検討すればいいのでしょうか?
このサービスを使って目標をクリアするように、じゃあ内容はどうされますか?見たいな事を担当者に聞けばいいのでしょうか?
プランを最初から全部読んで、最後に担当者に意見を聞けばいいのでしょうか?
手すりを付けることをプランに入れてるのですが、その担当者にはアフターフォローや、手すりの高さの考えなどをきけばいいのでしょうか?
出典:教えて!goo

はじめまして。来月より新規の事業所にて一人ケアマネをします。前にヘルパーをしていた時に、関わりがあった利用者様から担当を依頼され、事業所を変更しての前任からの引継ぎを先日行いました。
利用しているデイの施設長さんも出席して下さり、早速、7月中に担当者会議を行なったほうが良いと言われました。
まだ、業務についてもほとんど無知で、その上、思いもよらぬはじめての担当者会議・・・何をどうすればよいのかさっぱりわかりません。
アセスメント、ケアプラン作成など実施していません。
1 担当者会議には、これらは持参するべきなのでしょうか?もし必要なら、おそらく間に合わせる余裕はなく、担当者会議を延期しても大丈夫でしょうか?また、来月の提供表を持参したらよろしいでしょうか?
2 事業所の変更のみで、本人の状態に変わりがない場合、いったいどういう流れが話をすればよいのか、アドバイスをお願いします。
出典:ヤフー知恵袋

引き継ぎ会議までに準備すべき事は?

基本的に、司会進行役は、ケアマネ本人が務めます。
よって、会議の質は、司会者の技量に大きく左右されます。
司会役を務めるなら、うつ向き加減に、もそもそしゃべったり、メモをただ読み上げるだけなどの進め方ではいけません。
専門用語を多様することは避け、できる限り分かりやすい表現で、ハキハキと話すようにしましょう!司会者の積極的な姿勢に、会議全体の雰囲気も引き締まるでしょう。
また、参加者が発言しやすい雰囲気を作ってあげる事も大事です。円滑な進行を心掛けるのは、勿論大切な事ですが、意識するあまり、ケアマネばかりたくさん一人でお話してしまうと、他の参加者が、発言しにくくなってしまいます。そのため、司会者であるケアマネとしては、意識して間をとり、参加者の様子を伺いながら進めていくようにします。 様々な立場の参加者から漏れなく有意義な意見を出してもらい、議論を進めていくこと、そして、会議のテーマから話が大きくずれてしまわないよう、うまくコントロールする事も大事です。

参加者が、会議慣れしているベテラン担当者ばかりだと、新人のケアマネは、サービス担当者会議に大きな不安を抱きがちです。しかし、そのような不安も、事前準備をしっかりする事により、ある程度避ける事ができるのです。
まずは、参加者招集の際、会議の開催目的を具体的に伝えておきましょう。その会議のテーマが、「ケアプラン変更」であったとしても、具体的に、どのような変更が必要になるのか?その背景にはどのような状況があるのか?参加者にどんな知恵を求めていきたいのか?といった点を、メールやfaxなどのツールを使って、しっかりと発信していきましょう。
これにより、参加する側の目的意識や、「何を準備したらいいのか?」をはっきりさせ、会議の中で活発な意見が出やすくなります。

引き継ぎ会議を行うにあたっては、日程調整も難しい問題です。どうしても参加者全員の都合がつかないケースもあります。その場合、会議の主たる論点から、欠かせない人の日程を最優先しましょう!
例えば、利用者の身体機能低下に伴う話題が中心の場合、リハビリ担当者の日程を最優先にしましょう。参加者招集が完了したら、開催前日までに、頭の中で、当日の会議の様子をイメージしてみましょう。順を追ってシミュレーションしてみてください。
タイムキーパー、メモの活用、座席配置なども、事前に考えておく事で、当日のスムーズな進行につながります。

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引き継ぎ事項の内容とは?

さぁ、実際に引き継ぎ会議が始まりました!
まずは、簡単に挨拶で会議を始めます。
開会挨拶の中で、今回の会議の目的、テーマを発表します。この時に、大よその終了時刻をあらかじめ伝えておくと、参加者も安心するでしょう。
挨拶が済んだら、自分も含め、簡単に自己紹介します。
全員がすでに顔合わせしている時でも、確認の意味で、ケアマネが参加メンバーを一通り紹介しておきます。
そして実際に会議を進めていきます。レジュメや資料をもとに、議題を検討していきます。
この時、「何かありますか?」という具合に、漠然と意見を求めるのでなく、ケアプラン原案の内容などを具体的に説明した上で、各専門職から理解してもらうようにします。

各議題のまとめと利用者・家族の意向確認をすること

テーマごとに、課題ごとに、ケアマネがまとめ役を行い、その都度利用者や家族に意向確認していきます。利用者や家族に迷っている様子が見られた時には、本人が心配している点について、
「このような点は大丈夫ですか?」などという確認を丁寧にしていき、思っている事を正直に話してもらいます。
各テーマについて、会議で話し合われた内容をまとめ、参加者全員に、最終確認をとります。
会議の中で、新たな課題や持ち越す課題が出てきた時には、各担当者から、後日報告をもらうようにします。
会議が終盤になりましたら、参加者全員へ、集まってもらった事のお礼などを述べ、次回の会議日程が定まっていれば、その日程確認も行っておくといいでしょう。

後日…

引き継ぎ会議にて、何をどのように話し合ったのか、簡潔にまとめたものを、後日参会者全員に配布し、いつでも振り返れるようにしておきます。

<まとめ>

いかがでしたか?
引き継ぎというと、ご利用者様とサービス事業者なども参加し、いずれにしても、ケアマネにとって、エネルギーを要します。しかし、入念な準備をする事によって、引き継ぎ会議もスムーズに進んでいくので、準備を怠らないようにしましょう。文書で引き継ぎを済ますという方法もありますが、やはり、会議で直接当人同士が顔を合わせながら、引き継ぎ事項を確認していく方が、確実に引き継ぎする事が可能です。

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