介護に関するジョークをまとめてみると、意外とたくさんあるんです。
時には肩の力を抜いて思いっきり笑って、日頃の疲れを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。
今回は、介護にまつわる川柳や格言の中から、微笑ましいものから絶対笑えるユーモラスたっぷりな作品まで、とっておきをご紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
お迎へと 言うなよケアの 送迎車
安永 富男(男/福岡県/84歳/無職)
ケアマネージャーの方が何気なく言った「お迎え」というのが、別の意味にもとれてしまうという…。
ちょっと切ないながらもおかしく、フッと笑ってしまいます。
イケメンの 介護士来る日 紅の母
石川 照夫
出典:介護の集い 介護川柳
年齢なんて関係ない!ハンサムな介護士さんだと、高齢の女性でも嬉しいんですね。
年を重ねても、イケメン介護士に頬を赤らめるお母様、素敵です。
乙女な心境が伝わってきます。
おかわりは 低めの声で ゆっくりと
(作者不明)
お年を召してくると耳も遠くなるので、早口で喋られても頭の回転が追い付かない事があります。
「おかわりは?」という簡単なフレーズも普段のコミュニケーションも、「低めの声」で「ゆっくりと」が鉄則。
相手が聞き取りやすいように話さないと、まともに会話が成立しないことも…。
介護業界では、お年寄りに話しかける時の声のトーンやスピードも重要ですね!
介護の手 時に冷たく 温かく
中村多美子(67)
介護は、家族ではなく、他人から世話される事なので、事務的に世話されたり者のように扱われているように感じてしまったりと、ちょっと寂しいな、冷たいなと感じる利用者も多いでしょう。
しかし、時には他人から受ける親切さに、とても心温まる想いになる事もあるようです。
家族ではないのに、まるで家族のような優しさに心温まり、信頼関係が築ける事もある…それが介護の醍醐味ではないでしょうか。
外出着 病院行きの おしゃれです
千葉敬子(80)
高齢になってくると、若い頃と比べて、レジャー施設などに出掛けるよりも、病院通いの方が増えてきます。
たとえ行き先が病院でも、あまり外へ出掛ける機会が少ない高齢の方にとっては、立派な「外出」です。
そんな時、精いっぱいのおしゃれをしてしまう高齢の方は、とても無邪気でかわいらしく感じてしまいますね。
健康な人には病気になるという心配があるが
病人には回復するという楽しみがある寺田寅彦(物理学者)
健康な時は、病気のリスクを心配しながら日々生きなければならないが、もうすでに病気になっていたら、次にやってくるのは回復!
「回復の見込みがない場合もあるけど?病気によっては合併症とか、別の病気を併発することとかもあるけど…?」とかいう無粋な突っ込みはなしで(汗)
闘病生活をポジティブにとらえた名言ですね!
バリアフリーよりバリアアリー
出典:セカンドライフの落とし穴
「バリアアリー」とは、 介護施設などで、利用者の足腰を鍛えるためにあえて階段やロープ(手すりの代わり)などを設置する事です。
障害を取り除くことでかえって運動機能が低下したり症状が重くなる場合がある事を考慮した、バリアフリーをもじった格言です。
予防は治療にまさる
デジデリウス・エラスムス(ロッテルダム生まれの司祭、人文主義者、神学者)
出典:名言DB
病気になってしまう前に、きちんと予防しておく事の大切さを強調しています。
病気に限らず、物事は問題が大きくなる前に早めに対処することで早期に収束させることができる!ということ。
そりゃそうだ!と思うもののなかなかそう上手く行かないのが人生ですね…。
運動しないことは憂うつになる薬を服用しているのと同じようなもの
タル・ベン・シャハー(心理学博士)
年を重ねても、適度な運動は必要です。運動にはリフレッシュ効果や気分転換効果などもあり、鬱を抑える効果があります。身体的・精神的健康を保つためにも、運動はとても重要な意味を持っているのです!
医療は治すために知識や技術を使う。介護は、この人といっしょに暮すために知識や技術を使うのだ
三好春樹
出典:NAVERまとめ
医療と介護の違いを強調しています。事務的な医療に対して、介護は人情あふれる温かみを感じさせてくれます。
老人の性格を変えるくらいなら、猫に社交ダンスを教えるほうが簡単。どんなひねくれた婆さんも頑固な爺さんも、そうなるだけの生活歴がちゃんとある。老人の個性にこちらが合わせるほうがはるかに簡単だ。
三好春樹
出典:NAVERまとめ
お年寄りの中には、「いじわるばあさん」とか、「頑固じじい」とか、あまり印象の良くない老人の方もいらっしゃいますが、それも個性として前向きに受け止め、若い人達が合わせてあげる方が、その性格をどうにかするよりも、簡単なようです。
冷静で客観的な関わりより、共に泣いたり笑ったりする共感的関係が求められている。
三好春樹
出典:NAVERまとめ
一緒に感動したり、同じ時間を共有する事で、より関係性は深まるのでしょう。
熱心な介護と支配欲は紙一重
三好春樹
出典:NAVERまとめ
介護人がいなくては生きていけないくらいにしてしまうのは、本当の介護とは言えません。それは、管理欲、支配欲を満たすための介護になってしまっているのでしょう。できる限りの事を、自分でできるように、自立させようと手を貸すのが、本当の介護ですが、そのあたりのさじ加減は紙一重ということ…難しいですね。
【介護の原則】自己決定より共同決定
三好春樹
出典:NAVERまとめ
介護の世界では、本人が何も言わないなら、こちらがどうなってほしいかをぶつけた方がいいでしょう。たとえ自己満足になってしまっても、自己嫌悪よりはいいのではないでしょうか
いい関係は他人以上、身内未満
三好春樹
出典:>NAVERまとめ
介護職員は、決してその人の家族になる事はできません。しかし、心をこめてお世話をしていれば、困っている人に対して、他人事ではいられないものです。
LED 使い切るまでない寿命
出典:ぐっどらっく
LEDは長もちしますからね~、…って、かなり差し迫った状況じゃないですか?
アーンして むかしラブラブいま介護
出典:ポプラ社
ラブラブで元気だった若かりし頃と、介護が必要となった今とで、落差が伝わってきますね…笑
あれはそこ それはあそこにちゃんとある
そことかあそことか…、どういうことよ?と、ついつっこみたくなっちゃいますね。
いかがでしたでしょうか?
思わずププッと笑ってしまった方、ありがとうございます!
介護に関するジョークを集めてみると、結構笑えるネタが多くて面白いですね。
たまにはこんなネタを読んでみるのも、ポジティブな気持ちになれてよいかもしれませんね!