日本と言えば、世界的にいっても高齢化が断トツで進んでいる国ですよね。全人口に対して、65歳以上の人口は21%以上であり、超高齢社会と言われています。
このような時代背景を考えると、介護が必要になってくるのは言うまでもありません。しかし高齢者は増える一方なのに、介護職員はまだまだ人手不足です…。介護業界は女性が圧倒的に多いですが、最近では男性スタッフも強く求められています。
むしろ男性にこそもっともっと介護業界に進出してほしいのです!
介護は体力勝負といっても過言ではありません。
どんなに力持ちの女性でも、被介護者を持ちあげる、抱える動作はなかなか容易にはできません。高齢者だからといってみんな体重が軽くて扱いやすいとも限りません。
健康的な人であれば自分一人でも難なく行動できますが、体が不自由なお年寄りは介助が必要です。そのためにいるのが介護職員ですが、想像していたよりもハードで体力を使います。体育会系の女性であればいくらか対応しやすいですが、それでも男性と比べると、足腰や筋肉の強さは劣ります。
女性でもたくまくしく活躍している人も多いですが、やはり男性介護士の方が確実に有利です。男性は力もあるので、お年寄りの世話をそれだけ早くこなせますし、介護される側としても、大変そうにやられるよりも、素早く介護してもらえた方が気持ちいいですよね。
男性のもともとある体力を生かせる場として、介護現場は非常に適しているのです。介護される側も、体力的に頼れる男性介護士がいると安心でしょう。
体力面では女性よりも勝る男性介護士ですが、デメリットとして挙げられるのが、離職率の高さです。
しかしこれは逆に考えると、それだけ男性スタッフが不足しやすいので求人も多く、転職を希望している人にとっては非常に好都合になるわけです。
就職に有利になるでしょう。
ちなみに男性介護士の離職理由としては、賃金が安いというのが挙げられます。
介護業界自体、男女関係なく他の業界と比べると給与水準が低いですが、今後、日本の将来を見据えると、介護スタッフはさらに求められてくるので、賃金アップが期待できそうです。
今までは確かに男性スタッフも女性スタッフも給料が低めでしたが、これからは介護業界の賃金水準も変わってくるかもしれませんね。
超高齢社会という波をうまく利用して、男性介護士として長く活躍していれば、将来有望になるでしょう。
先程、男性介護士の離職率が高いとお伝えしましたが、これは、まだキャリアアップを目指していない人のお話です。
介護職にも様々な資格やレベルが存在しています。上級介護士と言えば、「ケアマネージャー」という資格です。「ケアマネージャー」と言えば、家族や本人の介護問題についての相談にのり、それに合った適切な介護計画を作成する介護プランナーのような役割です。
ケアマネージャーは普通の介護士よりも給料もアップするので、高額な給料を求めている人にとっては、おすすめでしょう。
介護職に就きながらもっと稼ぎたいと思っているのであれば、キャリアアップをはかるのが近道になりますね。
勿論これは男性介護士に関わらず、女性介護士でもケアマネを目指しておくとお得です。最終目標として、ぜひ目指して観てくださいね。
いかがでしたか?
体の不自由なお年寄りを支えていくのは、女性の体力では限界がありますが、男性であれば簡単にできてしまう事も多く、体力的に有利です。
離職したくなる男性介護士は、給料が安いからという理由が多いですが、ケアマネを目指してキャリアアップすれば、高額な給料も夢ではありません。ぜひ介護職員として長く続けてみてください。
高齢化に伴い、ますます介護業界はニーズが高まり、注目されてきています。男性の力を存分に発揮できるかっこうの場とも言えるので、ぜひ尊敬される男性介護士を目指していってくださいね!