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楽しく機能訓練!多彩な介護レクリエーションの紹介!

高齢となり、日常生活で身体を思いっきり動かす機会の少ない方にとって、レクリエーションの機会は貴重な時間です。
リハビリなどのように、機能回復だけを目的とした運動となると、楽しむというより、忍耐力を要しますが、レクリエーションなら、ゲーム感覚で楽しみながら機能維持やリハビリに取り組めます。
介護現場では、ぜひ積極的に取り入れてほしいと思います。
今回は、車椅子の方でも取り組める遊びや運動、ペアやチームで実施できる楽しいレクリエーションを盛りだくさんでご紹介いたします!

新聞紙を使って簡単にできる!楽しいレクリエーション5選!

新聞紙

1.丸めて開いて

車椅子の方でも取り組める、下肢の運動を取り入れたゲームです。
手先や足先を使うため、リハビリにもなるレクリエーションです。
<準備する物>
椅子・4分の1の大きさに切った新聞紙(人数分)
※盛り上がるようなBGMをかけると、雰囲気よく、盛り上がります♪

  1. 新聞紙を配り、両手で新聞紙を丸めます
  2. 丸めた新聞紙を足元に置き、両足で丸めた新聞紙を開きます

◇転倒にはくれぐれも注意するようにしてください。

2.新聞ビリビリゲーム

新聞紙をびりびりとちぎっていく事で、指先や握力の機能回復訓練ができるレクリエーションです。新聞紙を破ることで日頃のストレス発散もできるので、気分転換にもなります。
<準備する物>
新聞紙・ストップウォッチ(制限時間を測る)・箱

  1. 皆で向かい合わせに座れるように着席します
  2. 1人一枚ずつ新聞を配り、合図とともに新聞をちぎります
  3. ちぎった新聞を、1、2、3と読み上げながら各自、箱にいれ一番枚数が多い方が勝ち

※訓練という形ではなく楽しく行いましょう!

3.ひっぱりっこ

椅子に姿勢よく座ることで姿勢が正されます。
また、勝敗の緊張感や、ゲームとして楽しむことで脳への刺激にもなります。
<準備する物>
新聞紙・椅子2脚

  1. 椅子を2脚用意し、向かい合わせに置く
  2. 椅子に座り新聞を開き両端を持つ
  3. 合図でひっぱり、切れ端の新聞が大きいほうが勝ち

4.一番長いのは誰だ!?

一枚の新聞紙を、手でどれだけ長くちぎれるかを競うレクリエーションです。
とても簡単なため幅広い年代の高齢者の方達で、楽しむことができます。
<準備する物>
新聞紙

  1. 1人一枚新聞紙を配ります
  2. 合図で、一斉に新聞をちぎり一番長くちぎれた人が勝ち

※グループ対抗にし、各グループの参加者全員の合計の長さで競うという方法も、オススメです!

5.文字探し

指示された文字を、新聞紙から探しあてるレクリエーションです。
<準備する物>
新聞紙

  1. 1人一枚新聞紙を配ります
  2. お題を発表し、新聞紙の文字の中から探しだし、○をつけます
  3. すべて探し終わったら挙手してもらいます

【例】お題が「たのしむ」であれば「た」「の」「し」「む」という文字を、新聞の中から探します。

カラーボールで簡単!楽しくできる遊び5選!

バランスボール

1.ボールでバランスゲーム

ラケットや円盤などにボールを乗せ、ボールが落ちないようにキープするレクリエーションです。制限時間を設ける事で、達成感も生まれ、モチベーションアップにも繋がります。
<準備する物>
・卓球ラケットやダンボールを切り抜いて作った円盤
・柔らかいカラーボール、ピンポン球やテニスボール

  1. それぞれ、ラケットとボールを配ります
  2. 合図でラケットの上にボールを乗せて長く乗せていられるようにします

※たくさん練習した後は、誰が一番長く乗せていられるかを競っても楽しいです!
また、このレクリエーションは、ボールをピンポン球やカラーボール、テニスボールなどと、重さを変える事で負荷が変わり、高齢者それぞれの筋力に合わせた上肢・手指の筋力維持や回復につながるリハビリにもなります。

2.ジムニックプラスボール

ボールの上に乗り、心地よくバランスをとっているだけで、筋力トレーニングになるオススメのレクリエーションです。
<準備する物>
ジムニックプラスボール

  1. ジムニックプラスボールを配り座ってもらいます
  2. 音楽をかけるなどしてリラックスしてバランスを取り、楽しめるようにします

※万一パンクしても、破裂せず、少しずつ空気が抜けていく安全構造になっているので、お子様からご高齢者の方まで、安心して楽しめます。

3.ダンボールでカップイン

穴を開けたダンボール箱の上に、カラーボールを乗せ、ダンボール箱を手や足で蹴って動かすことで、カラーボールを穴に入れるゲームレクリエーションです。
頭を使い、力の加減をするため、リハビリにもなります。
<準備する物>
大きめのダンボール箱・カラーボール

  1. 穴をあけカラーボールを乗せたダンボールを用意します
  2. ダンボールを囲み皆で椅子に座り、回数を決めて1人ずつ動かし、入りそうで入らない様子などを見て皆で楽しみます

※3人で一度にできるようにダンボールとボールを用意し、誰が一番先にいれられるか競い合っても楽しめます。

4.フラフープ転がし玉入れ

フラフープの中にボールを転がして入れるレクリエーションです。
<準備する物>
・カラーボール(1人3個ずつ)
・フラフープ

  1. 1人3個ずつカラーボールを配ります
  2. カラーボールを一個ずつ転がす
  3. フラフープの中に入ったら一点とする

※フラフープをいくつか用意し、遠い順に点数を高くしたりするとより楽しめます。
また勝ち負けを決める団体戦にしても、刺激的で楽しめます。

5.玉落としゲーム

穴を空けた浅いダンボールに、カラーボールをたくさんいれて、両手で持ち傾けて1つずつボールを落としていくレクリエーションです
<準備する物>
・カラーボール (5つ程度)
・真ん中に穴をあけた浅いダンボール

  1. 穴をあけたダンボールとカラーボールをセットします
  2. 合図でボールを落としていきます

※1人ずつ何分で全部落とせるかを測り勝敗をつけて楽しむことや、いくつかのセットを用意し競争しても楽しめ、盛り上がります。

幼少のころを思い出す、昔懐かしいオススメレク5選!

塗り絵

1.百人一首

昔から日本にある伝統的な遊びなので、お年寄りにとっては、懐かしく感じて楽しめるでしょう。
瞬発力や記憶力も必要なので、脳トレにもなります。

2.塗り絵

高齢者のためのレク無料サイトから、塗り絵素材を簡単ダウンロードできます。
サイトによって、塗り絵の種類も豊富ですし、季節に合わせた塗り絵素材もたくさんあります。単純に色を塗っていく作業は、手も適度に動かしますし、介護現場で取り入れる遊びとして、とても易しい遊びとなるでしょう。

3.懐かしの昭和釣りカルタ

こちらは、特に認知症の方におすすめのゲームで、魚の形のカルタを、銛(もり)を使って取るゲームです。
魚を取る動きで、楽しく上肢が鍛えたれますし、連想する力や敏捷性を養います。
昭和の時代、幼少期の輝いていた時代を思い出す事で、情緒に働きかけます。
昔の記憶を思い出す事により、記憶力もキープできますし、楽しく周りの人とお話しながら、社交性を養えます。
また、夏の想い出が思い出され、季節を感じながら遊べるでしょう。

4.おやつ作りレクリエーション

お菓子作りは、脳も手先も使うので、ボケ防止にもつながります。
また、皆で一緒に作り、自分たちで作った物を一緒に食べることでコミュニケーション能力も向上します。

【 高齢者の方でも作れる簡単なレシピ】

◆じゃがモチ

おやつとしても多くの人に親しまれてきたじゃがいもを使ったレシピ
<材料>1人分
・じゃがいも 1個
・片栗粉   大匙1
・塩     適量
※お好みでとろけるチーズ

  1. ゆがいたジャガイモをつぶし、片栗粉と一緒にコネコネします。
  2. 食べやすい大きさに丸め、ホットプレートで焼いていきます。

◇砂糖をつけてもグー!海苔を巻いて醤油をつけて召し上がっても美味しいです。

◆なんちゃってワラビ餅

昔ながらの和菓子であるワラビ餅ですが、簡単に作ることができます。
<材料> 2人分
・片栗粉   50グラム
・水     250ミリリットル
・砂糖    大匙1.5
・黒蜜ときな粉 適量

  1. 黒蜜ときな粉以外の材料を混ぜて鍋にいれます
  2. 中火にかけよくまぜながらときます
  3. 片栗粉が固まり始めたら火を止めすばやく混ぜます
  4. 一まとまりになるくらい固まったら再度火をつけ透明感がでるまで混ぜます
  5. 粗熱をとったら水にいれ、包丁で切ります
  6. 黒蜜ときな粉をかけてできあがり

※火を使う工程が難しい場合は、付き添いのもとカットする作業からや、きな粉と黒蜜をかける作業からなど、高齢者の方にあった無理のない作業から始めることをおススメします。

5.音楽で遊ぼう!(童謡カルタ)

童謡を聞いてカルタ取りをするレクです。
まずはダンボールと画用紙を使い、大きめのカルタを作っていきましょう。
カルタには、童謡の最後の歌詞を書いていきます。
童謡は、よく知られている歌がいいですが、いくつかは、あまり知られていない歌詞を書いておくと、難易度がアップして楽しいです。
そしてカルタの裏に、点数を書いていきます。
難易度の高いカルタには高得点をつけましょう。
カルタの読み手は童謡を歌い始め、参加者の方達は、最後の歌詞を予想して札を取ります。
札を全部取り終わったら、取った札の点数を足していきます。
枚数で負けていても大丈夫!難しい札を取ったら、最後に逆転勝利も狙えます!

<まとめ>

高齢者の方は、その日によって気分や体調も異なります。
そのため、ちゃんとその日のコンディションを見極め、身体機能に個人差がある場合には無理せず、一人一人の体の状態に合わせた難易度に設定するなど、配慮を忘れずにレクを実施しましょう!

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