毎日生活するうえで、心身ともに健やかでありたいと思うのは当たり前ですが、何をしたら健康や美を保つことができるのか…かわからないまま過ごしていらっしゃる方も多いと思います。
自分にあった健康法を模索している方に、今回はピラティスについて解説し、ピラティス初心者の方や始めてみようと思っている方に役立つ情報をご紹介していきます。
ピラティスを愛用している有名人も多く、「石田ゆり子さん」や「米倉涼子さん」、「道端アンジェリカさん」、「竹内結子さん」などキレイをキープしている女性がずらり!
興味ある方は、今日から是非、始めてみてください。
ピラティスというとヨガに似ているという認識が強く、両者の違いがいまいちわからないという方も多いのではないかと思います。
ピラティスはヨガから取り入れている手法もあり、確かに似ているのですが、その趣旨はヨガとは異なります。
ヨガはその昔、インドの宗教観に基づいて、修行・治療法・瞑想・悟りを開くことを目的として作られたものです。
その背景から現在でのやり方は呼吸法と合わせたストレッチ、さらに瞑想なども取り入れ、体の筋肉強化と自律神経を整え精神を安定させる、リラクゼーションなどの効果を得る目的で行います。
一方ピラティスは、初めはリハビリテーションとして行うことを目的としたものでした。
そのため体のストレッチや筋肉の強化、体のバランスの調整を目指してつくられたエクササイズです。
リハビリテーションが基になっていることから、ベッドで行うものや体に負担をかけず無理なくできる動作が多くなっています。
ヨガはポーズをしばらく静止させますが、ピラティスはゆっくりした動作で動き続けることで体の中心のコアマッスルを鍛えます。
このようにピラティスを行うことで理想的な姿勢と動作に近づけることができ、肩こりや腰痛の慢性的な痛みの解消、シェイプアップ、ダイエット効果などが得られます。
ピラティスは骨格のゆがみや筋力不足、運動不足からくる体調不良がある方やダイエットを考えている方にオススメです。
ピラティスには、目的別に様々なエクササイズを行いますが、呼吸法と基本の姿勢を覚えておくと次のステップに進みやすくなります。
ピラティスは呼吸を動作と共に行うことで体幹部を強化します。
呼吸法は胸式呼吸といって、鼻から息を思いっきり吸いこみ、口から吐いて横隔膜が上下する感覚も覚えます。
この呼吸法によって体の中心コアを動かすことができます。
ピラティスの基本の姿勢を“ニュートラルポジション”といいます。
仰向けになり腰骨あたりに手首を置いて、下腹部に親指同士と人差し指同志をくっつけて三角形を作っておきます。
そして、両足を肩幅程度に開き、膝は軽く曲げてリラックスしましょう。
ニュートラルポジションでは、腰骨と恥骨のラインが床と平行になり、腰と床にわずかに隙間ができると思いますが、背中が反りすぎないように注意しましょう。
ひきしめたい場所や体を調整したいところは、自分の体や体の具合によって違います!
自分に合ったピラティスを選び、より効果を実感できるよう、目的別のオススメのピラティスを紹介していきます。
二の腕はダイエットをして体重を落としても、そこのぜい肉はなかなか落ちないのが特徴です!
筋力トレーニングをすると筋肉質なマッチョになりがちなので、エクササイズをしてたるんだ二の腕を引き締め上手に華奢な腕を手に入れましょう。
ダイエットで体重を落としても脚の肉がなかなか落ちない人もいます!
そんな方はエクササイズで脚の筋肉をトレーニングして引き締めましょう。
猫背は肩こりの原因になり、姿勢が悪いことで老けてみえてしまうこともあります。
猫背を改善して美しい姿勢を取り戻しましょう。
骨盤が歪んでしまうと、血行不良により下半身が太りやすくなることや、生理痛・生理不順、冷え症や便秘の原因になります。
また、骨盤の歪みから全体的な骨格まで歪んでくるため慢性的な頭痛や肩こり、腰痛なども引き起こす場合があり、骨盤を正しい位置に戻し歪みを解消することでそのような症状が改善されることがあります。
今のところ特に症状はないけど、健康や予防のためにピラティスを行いたい方にオススメ!
簡単ピラティスで、筋肉を鍛え健康と美しい体づくりを目指しましょう。
忙しくて習いに行く時間がない方やピラティスにおける時間を十分にとれない方にオススメ!
都合の良い時間や場所に合わせてできる簡単なピラティスをそれぞれ紹介します!
朝の目覚めをすっきりさせる、おうちでできる簡単ピラティスです!
寝起きでまだ眠っている体を徐々に目覚めさせ、一日を気持ちよくスタートさせるオススメの習慣です。
眠る前にゆったりとした気分で行えば、心も体もすっきりします。
緊張と興奮状態の「交感神経」から、リラックスする「副交感神経」へと自律神経も切り替わり、その日の睡眠の質もよくなるかもしれません。
一日の始まりと終わりにピラティスを取り入れれば、生活に張りがでて、心も体もすっきりキレイになれそうですね。
レッスン形式だと続かない!テレビ見ながら、掃除しながら一緒にできるピラティスないの?
そんな方には「ながらピラティス」がオススメです。
特別な道具も場所も必要ないピラティスだから、その気になれば、いろんなシチュエーションで何気に「ピラティス中」ができるんです。
テレビ見ながらわき腹引き締めピラティス
寝ながら胸式呼吸!ダイエット効果あり
キッチンで料理しながらできる簡単ピラティス
お掃除しながら足ほっそりピラティス
どこでもピラティス
ちょっとしたスペースがあれば、どこでもできてしまいそうな、お手軽ピラティスです。
覚えておくとすごく重宝するかも!?
毎日の健康のために体の歪みを正し、美しい姿勢やボディを手に入れられるピラティスは、目標を意識しながら進めていくと体調の改善なども実感しやすいため、気持ちも前向きになります。
また呼吸法や簡単なストレッチ、寝たまま行えるものなどもたくさんあるので、介護においても健康維持やリハビリに専門の方の指導のもと、取り入れてみるのも良いですね。