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介護でケアマネとして転職!ケース別志望動機例文集

ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得して就職・転職活動をしている方はたくさんいると思いますが、過去の経歴はひとりひとり違います。
今回はケアマネとして働くための就職・転職活動をしている方、実務経験がある方やない方、それぞれの志望動機を上手に表現する方法を紹介していきたいと思います。

ケアマネの志望動機のポイント

志望動機を考える上で経験・経歴に関係なく押さえておきたいポイントをいくつか紹介します!

◇オリジナルの志望動機を考える

これまでの経験を基に(実務経験でも人生経験でも良い)どうしてケアマネージャーになりたいと思ったかを経験談を交え具体的に書きます。自分にしかない志望動機としてアピールしながら内容に深みが生まれ採用担当者に印象づけます。

◇受けたい事業所と自分の接点を見つける

受けたい介護事業所の情報を隅々までチェックし事業所の良いと思った点を把握し、何故その事業所が良いのか、自分の考えと似ている点などを繋げて志望動機にします。

◇自分に何ができるのかを上手に表現する

介護の職場とはどのような場所で何が求められているのかを把握し、その中で自分は何が得意で何ができるのか、そしてどのように働こうと思っているかを上手に表現することで、やる気や自己PRに現実味を持たせます。
介護の職場はとても忙しく体力、コミュニケーション能力、状況判断能力、介護における知識、経験、利用者への気遣いが求められます。

ケアマネの志望動機~ケアマネ経験0からの転職

ケアマネ経験がない方の志望動機のポイントとして、人生経験から志望動機に繋げる
ことや、介護に関係のない前職からケアマネに役立つ経験(接客、コミュニケーション能力、パソコン技術など)を書くことでケアマネの経験がなくても仕事に活かせるスキルがあるということや人柄をアピールすることで採用担当者に好感を持ってもらうことができます。
では具体的にどのような志望動機があるのが例文を紹介します。

<例1>

私が介護の仕事に就きたいと思った理由は、家にいる祖母の手伝いをするようになってからです。
祖母は足や腰が悪く手伝ってほしいと言われることが多くなり、もっと介護の知識を持って接してあげたいと思ったことがきっかけでケアマネージャーの資格を取りました。
職務経験はありませんが、以前勤めていた会社でパソコン業務、コミュニケーン能力を磨き仕事を円滑に進めてきた実績があり、学生の頃は運動系の部活動に励んでいたため体力にも自信があります。
貴社ではより良い介護サービスの提供のため日々会議を開き職員の意見を大切にしているということから、私も意見を交換しあえる職員の一員になりたいと強く思い応募しました。
今持っている技術を十分に発揮しながら経験を積み、仕事の流れや役割を全体的に把握しスムーズに業務を行えるように努めていきたいと思います。

<例2>

私の家には介護を必要とする祖父がおり自宅での介護は昼夜問わずとても大変で介護をしている母も家族も悩んでいました。
そんな時、担当のケアマネージャーが状況をみて的確に介護の計画をたててくれたことで母の介護の負担は減り私たち家族の生活までも守られたように感じました。
それがきっかけでケアマネージャーという仕事に興味を持ち資格を取得しました。
資格を取得する過程で、ケアマネージャーには洞察力や他職種とのコミュニケーション能力が大切なことを知りました。
私は兄弟の多い家庭で育ったため、状況判断や、誰とでもすぐに打ち解けられる性格であるためケアマネージャーに向いていることを実感しました。経験はありませんが、持ち前の根気で体力的にも精神的にもきびしい介護の職業でやりがいを見つけ、信頼と絆を築いていきたいと思っています。

<例3>

以前勤めていた会社に高齢の方がお見えになることが多く、身の回りのお手伝いをしているうちに、もっとしっかり支えてあげたいと思ったことがきっかけで介護について学びケアマネージャーの資格を取得しました。
貴社に志望した理由は、より安全で質の高いサービスの提供を職員一団となって心がけているということから利用者のことや職員の絆を大切にしていると感じ、私もその一員になり職員や利用者とより良い絆を築きながら責任感を持って働いていきたいと思ったからです。

<例4>

私の近所には高齢の方が多く何か手伝えることがないかと思ったことと、近所の方に、「介護の仕事が向いているのではないか」と言われたことがきっかけで介護の仕事に興味を持ちました。
私は計画を立てることが得意で、状況に応じて臨機応変に対応できる性格であるため、身体的な介護だけではなくひとりひとりの状況に合った介護を提案できる仕事に就きたいと思いケアマネージャーの資格を取りました。
実務経験はありませんが、職員同士、他職種との連携やコミュニケーション、利用者への気遣いを大切にしていきたいと思います。

<例5>

学生の頃から人の役に立つ仕事をしたいという希望があり、やりがいがあり感謝される介護の仕事に興味を持ちケアマネージャーの資格を取りました。
介護の仕事のきびしさ、たいへんさは経験しておりませんが、○年間習ったクラシックバレエできびしい講師のもと、体力的にも精神的にも強くなりくじけず前向きな考えを持てるようになりました。
経験や実績がなく至らないこともあるかと思いますが、これから人一倍仕事に励み、利用者に合った介護サービスが提供できるよう日々考え、学び成長しながら御社に貢献していきたいと思います。

ケアマネの志望動機~施設ケアマネへの転職

ケアマネの経験があり、施設ケアマネに転職したい方の志望動機は、ケアマネとしてどのような業務をしてきたのか、職務経験から学んだことを具体的にして、それをこれからも活かしていけるという事をわかりやすく文章にすることがポイントです。
では具体的な例文を参考にしてみてください。

<例1>

私はこれまで自宅での介護を必要とする方のケアを中心に行い、ケアマネージャーとして介護認定の申請やケアプランの作成、給付管理業務に携わりました。3年間の実務経験で、介護全体の流れや役割を把握し介護職員や他職種の方とのコミュニケーション能力も磨いてまいりました。
介護の難しさやきびしさを知り乗り越えてきた経験を活かして、より多くの高齢の方をケアしている貴社で利用者を身近に感じ生活に寄り添いながらケアしていきたいと思い応募しました。

<例2>

私は5年間ケアマネージャーとして、利用者やそのご家族の相談、要望に答え、よりよいケアプランの作成を目指しました。事務作業においても責任感を持ちミスのないよう努め評価されてきました。
業務を行ううちに、もっと多くの利用者と身近に接し、ケアをすることで自分自身の経験や知識も高め、さらに質の高いサービスを提供していきたいと考えるようになりました。
貴社はたくさんの方が入居しているにも関わらず、1人1人に寄り添うケアを行えるよう様々なことを試みていることを知り、私もその一員として貴社に貢献していきたいと思い応募しました。

<例3>

私は○年前に介護事業所でケアマネージャーとして勤め、介護認定の申請や居宅サービス計画など自宅で介護を受ける方を対象とした介護サービスを行い、利用者やご家族の相談、その他の介護サービスを提供する事業所との連携しよりよい介護サービスの提供を目指し努めてまいりました。
出産を機に退職しましたが、子供を保育園に預け仕事に復帰したいと思い貴社に応募しました。
ブランクはありますが、子供を育てる中で人として自分自身も成長した部分があり、これまでよりも利用者1人ひとりを理解し介護していける自信がつきました。
以前勤めていた事業所の経験も活かし、利用者への気遣いや理解をより深めさらに質の高いサービスの提供を心がけ努めていきたいと思います。

<例4>

私はこれまで特別養護老人ホームで介護職の業務と兼任でケアマネージャーの業務を行い、たくさんの入居者と接し、介護の仕事のきびしさや大変さを、身をもって経験してきました。
しかしそれ以上に感謝の言葉や入居者の笑顔に大きなやりがいを感じ私自身も支えられ、よりがんばることができました。
また業務を行う中、もっと1人ひとりと深く関わり寄り添えるケアがしたいと思うようになり、グループホームの貴社に志望致しました。
貴社で働くことができたら利用者を家族のように思い、思われるような職員になるため、思いやりを持って努めていきたいと思っています。

ケアマネの志望動機~居宅ケアマネへの転職

ケアマネ経験があり、居宅ケアマネに転職したい方も、施設ケアマネへの転職のポイント同様に、これまでの経験や学んできたことを具体的にし、今後も活かしていけることをわかりやすく文章にまとめることがポイントです。
では実際に具体的な例文を紹介します。

<例1>

私は介護職を○年経験し、さらに利用者の役に立ちたいと思いケアマネージャーの資格を取得し○年間ケアマネージャーとして特別養護老人ホームに勤めてきました。
業務を行う中で、もっと利用者と深く関わり1人に時間をかけケアしてさしあげたいと思うようになり、自宅で介護を必要とする利用者にサービスを提供する貴社を志望しました。
これまで介護職とケアマネージャーの業務を兼任で行い多くの利用者をケアしてきましたので体力には自信があり、他職種との連携・調整する業務からコミュニケーション能力も磨いてきました。
これまでの経験と実績を活かし利用者の状況を的確に判断し介護職員や他職種の方との情報交換、コミュニケーションを大切にしながら円滑に仕事を行える環境を整えながら努めていきたいと思っています。

<例2>

私は○年間介護老人保健施設でケアマネージャーとして業務を行い、利用者の在宅復帰を目標とし、職種による役割と連携・調整業務や、介護全体の流れを学びました。
また復帰していく利用者の笑顔がとても好きで、介護の仕事にとてもやりがいを感じ、自分に合った職業であると自信を持っています。
業務を行う中、リハビリで回復する利用者を見て自宅での効果のある機能訓練を新しい発想で考え、増やしていくことも大切なのではないかと思い、自宅で介護サービスを受ける方のそばで利用者と深く関わり、状況を把握し、サービスを提案していきたいと思い、貴社を志望しました。

<例3>

前職ではケアマネージャーとして、介護認定の申請、ケアプラン作成、給付管理業務などに携わり、介護職員の育成にも力をいれ、コミュニケーションを取りながら細かく指導し利用者の変化にすばやく対応し良い評価をいただきました。
たくさんの職員と協力し良い関係を築いていましたが、結婚、妊娠を機に介護の仕事から離れることになりました。
しかし仕事から離れている間もこれまで関わった方々やこれから入ってくる高齢の方のことが気になり、私にとって介護の仕事はなくてはならないものだということに気が付き復帰を決意しました。
貴社を志望した理由は、利用者個人と深く接することができる事業であることや、自宅から近く通勤にかかる時間がない分、仕事に体力を注ぐことができると思ったからです。

<例4>

私はこれまで、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設やグループホームなど様々な形態の介護施設でケアマネージャーとしての業務を行い、介護全体の流れを把握し連携、調整などをスムーズに行うことができるようになりました。
その中で、利用者の生活を身近に感じ介護計画を立てるという原点に戻り、これまでの経験と実績を活かし貴社に貢献していきたいと思い応募しました。

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ケアマネ志望動機NG集

志望動機としてNGになるような例文を解説付きで紹介します。

<例1>

以前の職場で人間関係が上手くいかず、御社の職員同士の仲も良く働きやすい職場という言葉に惹かれ志望しました。

<例1:解説>

本当の事を書いてはいけないわけではありませんが、以前の職場で人間関係が上手くいかなかったことはマイナスのイメージをもたれ、さらに働きやすい職場に惹かれたという人任せな感じがNGです。

<例2>

子供の頃からやりがいのある介護の仕事に憧れ興味を持っていたのでケアマネージャーの資格を取りました。
御社の一員になれたらがんばっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

<例2:解説>

悪いわけではありませんが、抽象的で印象に残りづらいためNGです。

<例3>

御社は以前の職場よりも給与、福利厚生がしっかりしており長く勤めていけると思い志望しました。

<例3:解説>

給与や福利厚生などの条件面も書き方によってはNGではありませんが、上記文章だけでは短く、それだけで選んだように思われてしまうためNGです。

<まとめ>

未経験からだと不利なように思えますが、志望動機でどのように働いていきたいかや、やる気、これまでの経験の中から活かせることを具体的に上手に表現することで好印象を与えこれからの仕事への期待に繋がります。
また採用担当者に好印象を与えることはとても大切ですが、自分の言葉で自分なりの志望動機を考えることで自分自身も納得し面接で何を聞かれても答えられる自信にも繋がります。例文はあくまで参考にしていただくにとどめ、自分の言葉で心をこめて作成してみてください。

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