子どもからお年寄りまで、幅広く楽しまれている「脳トレ」ですが、認知症やボケ防止にも確かに効果があると言われています。
「脳トレ」とされているものには様々な種類がありますから、
「やばい、はまった!」
と感じてしまうような脳トレに出逢えるとついついやってしまい、簡単に毎日の習慣として取り入れられたりします。
楽しんで毎日やっていただけでも、結果としてボケ防止や認知症予防ができていたら嬉しいですよね!小さな子供でも脳トレをする時代…
これから更に発展していく脳トレの世界について、お伝えしていきましょう。
まず、脳トレ…つまり「脳のトレーニング」によって「脳を鍛える」というのはどういうことなのか解説したいと思います。
大ヒットした「脳を鍛える大人のDSトレーニング」と、脳トレについて、川島教授は下記のように述べています。
“脳を鍛える”とは?
東北大学未来科学技術共同研究センター教授 川島隆太
脳の機能は青年期を過ぎると加齢とともに低下します。
これはごく普通の生活をしていても体力や筋力が年々低下するのと同じです。
しかし体力や筋力は毎日の運動習慣で低下を防ぐ、もしくは向上させることができます。つまり体力は鍛えることができるのです。
そして私たちの脳についてもこれらと同じだということがわかってきています。
毎日、積極的に脳を使う習慣をつけることによって、脳の機能の低下を防ぐことができるのです。
出典:任天堂
つまり、積極的に脳を使う習慣をつける!というのがポイントとなります。
脳が働くためにはたくさんのエネルギーが要ります。
そして、脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れて、酸素と糖が運ばれているのです。
たくさんの血液が流れ続けることで、脳の機能の低下を防ぐことが出来ます。
しかし脳を働かせていないと血流が悪くなってしまい、脳の栄養である酸素や糖が運ばれません。
そうなると脳の様々な機能(認知機能も含む)が低下してしまいます。
つまり、ボケたり認知症発症に繋がるのです。
そう考えると、認知症やボケ防止には、脳を働かせる、たくさん使って鍛えておくということがとても大切だと言えるでしょう。
やり方が違うだけで、筋トレと、プロセスはおなじなんですね。そのため、脳トレが最近特に見直されてきているのです。
もちろん認知症の進行を防ぐことにもつながりますので、認知症の人にも脳トレは効果が期待できるでしょう。
では、日頃からできる簡単脳トレを紹介していきましょう。
やり方はとても簡単です。
両手を使って一人でジャンケンをしていきます。
でもただジャンケンをするのではなくて縛りルールを作っておきます。
例えば、右手が絶対勝つようにジャンケンをするようにしましょう。
1日に5分間するだけでも、脳の活性化に効果的です!
両手の指を、数を数えながら一本ずつ折り曲げていきましょう。
片方の手の指は、親指からスタートし、もう一方の手の指は小指からスタートし、数を数えていきます。
この時に声に出して数を数えるのもポイントで、数を間違えずに数えることと、左右で逆になっている指の動きで、効果的な脳トレになるのです。
頭を使いゴールにたどり着こうとする迷路は、かなりの脳トレになります。
高齢者の方には、紙の上で鉛筆を持ちながら、スタートからゴールまでの道を考えるというプロセス自体とても頭を使い、脳をいい感じに刺激してくれます。
クロスワードは、縦の鍵・横の鍵というクイズに答えながら、言葉のパズルを完成させてゆくものです。
クイズも、「時事ネタクイズ」、「食にまつわるクイズ」など、様々なものがありますので、まずは興味ある分野のものを探してきて、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
クイズとパズルの要素を併せ持つクロスワードや、ナンバープレースはエンタメ性が高く、ライフワークとして取り入れている方も多いと思います。
子供向けの塗り絵でもOKですが、描写の細かい大人の塗り絵や、リハビリ用として作られた塗り絵など、様々な塗り絵があります。塗り絵には、脳を活性化させたり、リラックス効果、集中力を養う効果など、よい影響がたくさんあります。
大人の塗り絵 水彩色鉛筆BOX
▽出版社:河出書房新社
▽内容:花・静物・風景・人物・鳥の選りすぐり名画13点(大判9点+はがきサイズ4点)。
出典:Amazon
やさしいぬり絵 春夏の花編 脳トレ・介護予防に役立つ (レクリエブックス)
▽出版社: 世界文化社
▽内容:ぬり絵をすることは、形や色などの識別をつかさどる脳の後頭葉を活性化させます。楽しみながらできる
脳のトレーニングとして、ぬり絵の効果が期待できるといわれる所以です。本書は、「もっと簡単でぬりやすい
ぬり絵で達成感を得たい」という読者の声から生まれた、シンプルな絵柄を意識した「ぬりやすい・やさしいぬり絵」
のシリーズ第3弾です。絵手紙になる、ハガキサイズのぬり絵つき。テーマは「春夏の花」で、ウメやサクラ、バラ、
アジサイなど、人気の花を14種類たっぷりぬり絵で楽しめます。
出典:Amazon
100パズルぬりえ&点つなぎ 1光と影 (アートセラピーシリーズ)
▽出版社: グラフィック社
▽内容:複雑なパズルのようなぬりえと細密な点つなぎが1冊になった新しいぬりえの本。
各ピースに色をぬったり、点をつないでいくと隠された絵が出現します。楽しみながら集中することで、リラックス効果も。総数100点を収録。
出典:Amazon
いかがでしたでしょうか。
高齢者にオススメの脳トレには、実に様々ありますね。
その方の好みや得意不得意にもあわせ、色々な脳トレを楽しく取り入れられるとよいでしょう。