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介護と結婚・離婚の関係性!介護を障壁にしない方法!

介護により、結婚を躊躇する人もいれば、それにより離婚を選択する人もいます。
介護というものは、結婚や離婚に大きく関係する重大なファクターなのです。
つまり、人生そのものと介護は、切り離して考えることが難しいほど、深い関係性を持っていると言えるでしょう。
では、両親の介護を抱えていても結婚する方法や、離婚しない方法はあるのでしょうか?!
関係性とともに、紹介していきたいと思います。

子にのしかかる親の介護負担とは

介護が必要になると、まずその配偶者が負担を負い子が手伝う形になりますが、配偶者である父または母が負担できなくなると、子にすべて負担がかかります。
施設やサービスを利用すると言う選択肢もありますが、家庭の経済状況によっては、施設やサービスを利用することが難しいこともあり、子の負担が重くなってしまうケースがとても多いです。

そのような状況であった場合、誰か一人の人にだけ介護負担がかかり過ぎないよう、できる限り周囲が協力し支えあってゆくことが、何より大切なことです。
また、介護の大変さは、子育てと違い大きな成長や成果を目にする機会が少なく、終わりが見えない恐ろしさもあります。
いつまで続くかわからない状況で、限りある人生、限りある自分の時間を介護に費やす……中には10年以上という長期にわたって続く場合もありますから、心身ともに磨り減ってしまうのも無理はありません。
人に頼ったり、愚痴を聞いてもらう相手を見つけるなどして、自分自身の心身の健康を保つことが、親の介護を続けるのに必要なことだと言えるでしょう。

両親の介護が結婚の障壁になることも!

両親の介護があるために、彼や彼女と結婚ができなかったり、結婚話が進まなかったりする人はとても多くなっています。
結婚生活への不安もあるのに、大変だと言われている介護まで同時進行しなければならないというさらに大きな不安、また自分にかかる負担を考えてしまうことから、結婚の障壁になってしまうことがあると考えられます。

では、介護を障壁にしないためには、どのような準備または、対策が必要であるのか具体的に紹介します。

<介護を結婚の障壁にしない方法>

◇結婚相手と介護状況について話合う
漠然と介護をしている、介護をすることになると言われた相手は、不安しかない状態になってしまいます。
その介護について、現在の介護状態や、介護をどのように行っているのか、また結婚後はどのようにしていきたいのか相談し相手の意見もきちんと聞き入れることが大切です。

◇結婚相手に介護の手伝いを強要しない
結婚したら、結婚相手の親の面倒を見るのは当たり前という見方を捨て、自分だけでできる範囲でやっていく計画をたてる!
介護を手伝ってもらう話は、介護のために結婚すると勘違いされがちです。
また、強要する介護は苦でしかなく、結婚生活に支障がでてくることになります。
手伝ってもらいたい場合は、自ら手伝いを申し出てくれるまで待つようにすると良いですね。
結婚生活への不安もあるのに対し、介護の手伝いの話も同時にされて同時進行しなければならない不安は当人が思っている以上に大きなものです。

◇介護サービスを上手に活用する
居宅介護サービスやデイサービスなどを上手に活用し、結婚相手の負担にならないことを示しましょう。
また具体的にプランを話し、結婚後の生活に不安を感じさせないようにすることが大切です。

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義理の両親の介護が原因で離婚を考えるお嫁さんが多い!?

介護は、自分の親であっても大変な生活になります。
そのため、義理の両親ともなると勝手もわからず自分の親のように接することもできず、介護の他に精神的にも気を配らなければならない大変さが加わります。
介護だけではなく、介護を取り巻く周りの方の接し方など様々な原因から離婚を考え、その大半は、義理の両親の介護をする妻である立場の方に多くなっています。
では、どうしてそのような状態になってしまうのか、原因を紹介しどうすればそのような状況にならなくてすむのか対策をまとめました。

<介護で離婚になる原因>

現在では、共働き家庭が増え核家族化が進んでいるため、長男の嫁が両親の介護をするという認識はありません。
しかし、両親は老後が心配であるため長男に「老後の面倒を頼む」と、子供の頃から言い聞かせているため、子は自分の義務だと思ってしまっているケースが多くなっています。
そのため、結婚後両親の介護になると結婚相手である妻に介護をしてもらうのは当たり前という考えに至ってしまいます。
時代が変わった今、その考え自体が、離婚に繋がり関係していると言えます。
また、介護を妻1人に任せ自分は、仕事だからと介護に協力しないことも大きな原因の一つになっています。

<介護が原因で離婚にならないようにするには?!>

介護は、肉体的にも精神的にも大変なことです。
それを家族全員で認識することが、最も大切なことだと言えます。
家族とは、長男と嫁だけではなく介護される方の長女や次女、二男夫婦などもまじえた方の事も示し、皆で協力することをおススメします。
また夫は、妻から介護についての相談を受けたらきちんと話を聞き、仕事から帰った後や休みの日は、必ず協力するよう計画を立て介護の大変さを、身をもって知りましょう。
妻は、限界が来る前に夫に相談したり、友人に相談したりとはけ口を作るようにし、今後の介護についてマメに家族で話合うようにしましょう。
このように、家族で歩みより協力することで、乗り越えなければならないほど介護とは大変なものであることを理解しなければ、介護を伴う結婚生活において、離婚と紙一重の状態になることは必然的であると言えます。

<まとめ>

介護をするのは誰!と決めつけて1人に負担をかけすぎることや、介護をするのは妻の役目という固定観念が結婚を断られることや離婚に深く関係していると言えます。
結婚・離婚、どちらにしても介護が原因で上手くいかなくなってしまうというのは、親にとっても悲しいことです。
そんな思いをさせないためにも、介護がどんなものであるか認識し、介護サービスなども視野にいれながら、介護に携わる方全員で協力して行うことをオススメします。

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