ケアマネージャーとは、介護する上で非常に重要なケアプランを書いてくれる人です。
本人の介護を計画し、計画通りに進行しているか適宜チェックし、次の計画に反映していく重要な役割を担っています。
しかし、人によっては、ケアマネに不満を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、ケアマネを変更してもらいたい時にはどうすればいいか、また、正しい選び方はどのようなものかなどについて、ご説明していきます。
介護が開始すると共に、担当のケアマネがついてくれ、とても心強いものです。
しかし、ケアマネによっては、相性が良くない場合もあります。
相性が合わないなと感じつつ、
「お世話になっているケアマネさんを変えたいなんて、言いにくい…」
と、我慢してしまう方も多いようです。
また、「ケアマネは国が派遣してくれたから変更できない」
と、勘違いする方も時々いらっしゃいます。
しかし、ケアマネは、契約してもまた変更する事は可能です!まずはそれを知っておきましょう。
以下の項目にあてはまるものが多かった場合には、別の方に交代してもらった方がいいでしょう。
ケアマネに直接、「あなたが嫌なので他の人に変えてください」なんて、言いづらいものです。この場合には、ケアマネさんが所属している事業所に連絡するのが、一般的です。
変更を希望する理由もしっかり告げる事で、次のケアマネさんは、より条件に合った方を探してくれるはずです。
ケアマネさんが属している事務所自体に不満がある時や、そもそもケアマネさんが一人しか在籍していない場合には、事業所ごと変更する事ができます。
事業所を変更する場合には、役所へ行き、「介護保険担当窓口」で受け付けてくれます。
ケアマネさんや事業所を変更しても、現在利用している訪問介護やデイサービスなどは、
継続できますので大丈夫です。
ケアマネさんと契約する時、失敗しないようにするには、どのようにして選べばいいのか、3つのポイントにしぼってご紹介していきます。
ケアマネとは、人と人との付き合いになりますので、やはり性格が合うかどうかが重要ポイントです。
どんなに条件を兼ね備えた優秀な方でも、性格が合わなければ、相性が合わず、介護する方も、介護してもらう方も、息苦しくなってしまうでしょう。
介護を受ける方は、経験豊富なベテランさんに世話してほしいのか、しっかりお話を聞いてくれる人がいいのか、とにかく何でも真面目にサポートしてくれる人がいいのかなど、ご本人様と、そのご家族の好みもあります。
また、年齢も大事です。
ケアマは、年配によっても、話しやすさは変わってくるでしょう。
介護を受けるご本人が、リラックスしてお話できる方を選びましょう。
ご本人様が事故に遭ってしまった時など、緊急時でもすぐに駆けつけてくれるケアマネがいると、とても安心です。
緊急時の対応が遅かったという事で、ケアマネに不満を持ってしまうお客様も少なくありません。
緊急時の事も考慮に入れて選ぶ必要があるのです。
また、介護保険は、その市町村によってもルールが細かく異なっています。
そのため、できる限り自分が住んでいる市町村エリアのケアマネージャーさんを選ぶと良いでしょう。
ケアマネという仕事は、それぞれで得意分野の資格を持った方が、5年以上の実務経験を経てなる事のできるものです。
一口にケアマネといっても、人によって介護福祉士、薬剤師、看護師、あん摩マッサージ指圧師、医師など、もともと持っている資格が、その人によって違っています。
これらすべての方が、在宅介護に対する知識や経験が豊富とは限りません。
例えば、持病などがあり、特殊な医療が必要な方は、看護師経験のあるケアマネさんを選んだ方が安心でしょう。
そのスタッフが、どのような経歴を持っているかも、ケアマネ選びの一つの基準になります
ケアマネに不満を抱いてしまうのは、そのケアマネージャーさんに問題がある場合もありますが、単なる相性の問題だったりもします。
まだ経験の浅いケアマネージャーさんなどにあたってしまうと、気が利かない部分があったりと、何かと不満が出てきてしまったり、前の人と比べてしまったりのようなケースもあります。
ケアマネは、ベテランさんもいれば、新米さんもいらっしゃいますので、選び方はやはり難しいです。会社の評判なども一度調べてみるのもいいでしょう。
事前に、どんなケアマネであれば不満が残らないか、自分で分析し、厳選していくとうまく選べるはずです。
実際選んで合わなかった場合でも、交代可能なので、我慢する必要はないので安心です。