介護求人TOPケア転職ナビコラム介護の悩み > これで解決!介護食のマンネリ化を防ぐ作り置き方法

これで解決!介護食のマンネリ化を防ぐ作り置き方法

介護の食事は、毎日のことだから、作り置きや冷凍保存も積極的に利用したいですね。
同じ素材でも、ある程度の量を事前に作って保存しておき、調理ごと、その都度味付けをすることによって、メニューの類似化やマンネリ化を防ぐことができます。
そこで今回は、簡単な食材の保存方法と作り置きメニューについて取り上げていきたいと思います。

毎日の介護食作りを賢く手抜き、効率化する技

1週間分、あるいは1ヶ月分の献立を考える

介護食を作るのに、毎日献立を考えてその都度買い物に行くのでは、効率も悪いし、時間もかかってしまいます。1つの食材の下ごしらえを、多めにつくり、それを元に1週間分の献立つくりからスタートしてみましょう。
また、冷凍保存も永久的に鮮度が保たれるものではありません。1ヶ月を目安に食べきれるようにし、慣れてきたら、1ヶ月単位での献立作りにチャレンジしてみましょう。

1度にたくさん作り、作り置きをする

介護食は、普通食に比べて、より柔らかく茹でる、すりつぶす、など手間がかかりますね。
野菜なら1把、1袋、と単位を普段よりも多めに作り保存することによって、下ごしらえ時の時間はかかりますが、その後の調理がずっと楽になります。

ペースト状のものは1食分に分けて保存

せっかく作った作り置きも、解凍に手間がかかっては、意味がありません。1度に使うであろう分量ごとに分けて保存しておけば、解凍する際も効率よく食材を無駄なく使うことができます。

下ごしらえは一斉に

例えば、野菜のペーストを作る場合、同じお湯でアクの少ない野菜から、次々茹でていく、ブレンダー、ミキサーなどは、一気に使うと、洗い物の手間は1度で済み、トータル的に時短につながります。

ジップロックに菜箸で区切り目を入れる

量の多いものは、1つ1つ保存容器に入れるのは大変ですし、洗い物も増えてしまいます。冷凍可能なジップロックに入れての保存が便利ですが、ここで忘れてはいけないのが、菜箸で切り目を入れることです。使いやすい分量を考えて、4つ、8つと切込みを入れておきましょう。
また、ジップロックに入れたあと、そのトータル重量を袋に記載しておくと、切れ目1つ分で何gになるのかの目安がわかり、調理もしやすくなりますよ。

介護食の作りおきに役立つ便利グッズ

手で握るだけ!素早く作れる離乳食用マッシャー

下ごしらえが終わった食材を潰す調理器具です。手で握るだけで、簡単に食材を潰すことができます。小さなマッシャーですので、少量だけを潰したいとき、また外出の際の持ち運びにも便利です。

OXO Tot ベビーブロック フリーザーコンテナS

こちらも離乳食用に作られたものですが、蓋付のパッキンで出来ているため汁ものなどを入れても漏れる心配がありません。この容器に入れたまま、持ち運ぶことができるのも魅力ですね。
もちろん、冷凍保存して、そのまま電子レンジでの解凍が可能です。

セリア 手作り冷凍おかずトレー(小判型カップ用)

100均製品も介護食の作りおきに大変役立ちます。これは、蓋付のトレーに何種類かのおかずを一度に冷凍保存できるようになっています。1食分のおかずを数種類入れておけば、このトレーを解凍するだけで、献立が出来上がるすぐれものです。介護食を他の人に頼む場合でも、トレー1つに収まっていると、間違いがなく安心ですね。

100均の氷トレー、シリコンカップ

1種類のおかずを大量にまとめて冷凍したい場合は、氷トレーや、シリコンカップに入れて冷凍保存すると便利です。シリコンカップは、色も綺麗で、形、大きさも様々あるので、解凍してそのまま盛りつけに使用できます。
保存容器も用途によって効率的に使い分けましょう。

;

1つの作り置き食材から4つのレシピ!

作り置き食材が1つあれば、そこからバリエーションを変えることで、複数のレシピができます。どんなふうにアレンジしていけば良いのか、応用の仕方を具体的に見ていきましょう。

元の作り置き食材 じゃがいもペースト(ゆでたじゃがいもをペースト状にしたもの)
ああああ
レシピ1:スープに“じゃがいものポタージュ”

作り置きじゃがいもペーストをお湯、牛乳で伸ばし、固形コンソメの素、塩コショウで味を整える。

レシピ2:1品料理に“じゃがいもお好み焼き風”

サラダ油で、豚ひき肉、長ネギ(みじん切り)、キャベツ(みじん切り)を粉末だしで炒めてしんなりさせておく。粗熱が取れたら、作り置きじゃがいもペースト、卵を加えて、フライパンで丸く焼く。仕上げにかつお節とソースをかけて出来上がり。

レシピ3:焼き物に“じゃがいもと鮭のグラタン”

炒めた玉ネギに、牛乳、作り置きじゃがいもペースト、鮭フレークを加える。耐熱容器に移し、チーズをかけて焼けば出来上がり。

レシピ4:メインおかずに“揚げないじゃがいもペーストコロッケ”

パン粉をフライパンで空炒りしておく。作り置きじゃがいもペーストにツナ缶を加え、塩コショウで味を整えレンジにかける。小さめのコロッケの形に成形したら、パン粉をまぶしてでき上がり。

<まとめ>

いかがでしたか?介護食も作りおきの工夫で毎日のレパートリーを増やすことができます。食事を作る側の負担軽減につながる便利なグッズも今はたくさん出ていますので、それらも積極的に利用して、効果的に介護食作りに努めましょう。

関連記事もご覧ください

この記事が少しでもお役に立ったら、Twitter、Facebook、はてブでシェアを頂けると励みになります。