総務省のまとめによると、現在、スマホの普及率は、前年比1.6ポイント増の64.2%と、急速に進んでいます。また、パソコンの世帯普及率も78.0%と、高い割合をここ数年保っています。([総務省平成27年度版インターネットの普及状況]による)
こうしたなか、実にさまざまなSNSが登場しています。そこで今回は、介護の仕事に関わる人にピッタリなSNSについて調べてみました。
まず、“SNS”とは、何なのかを見ていきましょう。これは、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略です。インターネット上での、人と人とのコミュニケーションの支援、手助けをするサービス一般を指します。インターネット上なので、住居地域や、職業など関係なく、必要な情報を共有、やり取りすることができます。
休日や時間が不規則になりがちな介護現場のお仕事に関わる人たちにとっても心強いですね。
それでは、介護におけるSNSの活用方法を見ていきましょう。
介護に携わっている人は、日常的に、なかなか悩みを打ち明けられる場所が少ないと感じているのではないでしょうか?家族や親しい友人などにも、込み入った介護の悩みは打ち明けづらいものです。
SNSで特徴的なのは介護のリアルな書き込みを書くことができ、同じ境遇や気持ちの人と共通項で繋がれるということです。
匿名の方が悩みや相談を打ち明けやすく、気持ちを出しやすいことがあります。
孤立感や孤独感を感じやすい介護の現場ですが、こうした時こそSNSを積極的に利用して欲しいですね。
具体的に代表的なSNSの種類を挙げてみましょう。
ネット上に自分の趣味や個人情報を載せて、共通の情報に興味のある他の会員とメッセージやり取りができるサービス。Facebookは、実名での登録が基本です。
すでに若いユーザー層は離れつつあるとも言われますが、全世界でおよそ17億人のユーザー数となっています。
サイトURL:https://www.facebook.com/
ール以外の連絡手段として、LINEを使う利用者が増えています。無料でトークやグループトークができるのみでなく、無料通話、無料ビデオ通話もできてしまいます。簡単で、スタンプなどでのやり取りもでき、幅広い世代に利用されています。
サイトURL:https://line.me/ja/
匿名でつぶやくことができるところが魅力的の反面、拡散力が強いため、言動には注意が必要。芸能人や、好きな著名人をフォローする楽しみもあります。
サイトURL:https://twitter.com/
写真に特化したSNSです。検索のキーワードになる、“ハッシュタグ”というものを付けることができ、ハッシュタグを使って検索できます。スマホで撮影した写真や動画を簡単に公開できます。
サイトURL:https://www.instagram.com/
最後に、介護の特化したSNSをご紹介したいと思います。興味のあるSNSがあったらぜひのぞいてみてください。
MCS。完全非公開型の医療介護専用SNS。医療介護関係者のみが無料で登録でき、特に医学的な立場からの情報交換できる。
サイトURL:https://www.medical-care.net/html/
会員登録後、利用が無料で利用でき、気軽に介護についての意見や情報交換、また悩みを相談できる。
サイトURL:https://sns.oyacare.com/
介護福祉事業に関わるさまざまな立場や役職の方が自由に意見交換できる。また、日記やレポートに書き込みをすることにより、同じ思いの人と共感することができる。
サイトURL:kaigofuxi.com
介護用おむつを販売している大王製紙が開設している介護のサイト。おしゃべりルーム、プロからのアドバイス、介護のワザなどを閲覧できる。
サイトURL:http://www.beach.jp/community/ATTENTO/
いかがでしたか?
今は、とても便利になったSNSの世界。閉鎖的になりがちな介護福祉につながりを作ることができる心強い存在ですね。
しかし、使用するには、特に必要以外な個人情報が漏れないように細心の注意が必要です。また、自分以外にも、家族や友人に迷惑がかかることにならないように、写真、資料などを載せる場合も十分に気をつけましょう。
上手に活用すれば、SNSは今後も介護の強い味方になってくれると思います。