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介護に限界を感じていませんか?介護疲れの原因と軽減法・介護ストレス解消法についてご紹介!

介護には休みも終わりもない」と嘆き、介護に疲れ果ててしまい心身ともに限界を感じている介護者の方は多いかと思います。そこで今回は介護疲れの原因を探り、介護者の方に役立つサービスのご紹介や介護疲れの軽減法、さらには介護ストレスの解消法もご紹介したいと思います。まだ介護疲れの自覚がない方にもその兆候がないか判断できるセルフチェックリストありますので、どうぞ最後までお読みください。決して一人で抱え込まないようにしましょう。

“介護疲れ”の原因とは?誰にでも起こる可能性あるんです!

高齢者の方が身近にいる環境であれば、いつ介護が必要な生活となってもおかしくありません。介護の覚悟や準備のないまま、平穏な日常生活が突如一変して介護生活が始まることがほとんどです。その日常が変わっただけでも介護者にとってはかなりのストレスになるでしょう。しかも昨今では地域や親族との関係が希薄な家族が多く、“介護者の孤立化”がどんどんと深まっています。そして、助けを求めたくとも求める手段を知らない介護者のストレスは“介護疲れ”として現れていきます。この介護疲れは、決してあなた一人だけが抱え込んでいる悩みではなく、介護をしている方なら誰にしもがなる可能性があります。まずは介護疲れの原因を探っていきましょう。

原因①限界を感じる“体力”

介護は、要介護者の衣服の着脱・入浴・食事・排せつなど生活する上で必要な動作に合わせて身体を支える必要があります。要介護者の身体介助は建設現場の肉体労働に匹敵するぐらいの体力が必要となると言っても過言ではありません。そのため身体介助は身体への負担が大きく、体力不足や腰痛などに悩まされる介護者も多くいます。適切な指導を受けているプロの介護職員ですら悩まされるほどの身体的負担です。一般の介護者であれば相当な負担を感じることでしょう。さらに、夜中の排せつなどの介助で寝不足になり、日常生活にも影響を及ぼします。日中の仕事も手につかず、体調が悪化して介護疲れの原因にもなっています。
また、少子高齢化や核家族化という社会背景から、高齢者が高齢の要介護者を介護するという“老老介護”も、近年急増しています。高齢の介護者は体力が衰えてしまっている分、身体的負担ももちろんですが、体力に限界を感じる方が多いようです。

原因②限界を感じる“こころ”

人はゴールが明確であればやる気が出て頑張れるものですが、それを介護に置きかえるとゴールはどこになるのでしょうか?
要介護者の方の症状が回復できる望みが薄い場合、ゴールは要介護者の方を看取るまでということになります。要介護者の方に一日でも長く生きてほしいと懸命に介護をする一方で、看取るまでという不明確なゴールに向かいながら毎日介護をする苦労による葛藤は相当なストレスになるでしょう。特に要介護者の方が認知症を患ってしまった場合、認知症により変貌していく姿に心を痛める中で日々の介護疲れを増長させることにも繋がります。
また、介護において周りのサポートが皆無の場合や、訪問ヘルパーさんとの相性も良くないとなると、閉塞感や孤独感の波が押し寄せてきて、一人ですべてを抱え込んでしまうことになります。孤独は、思っている以上の精神的な負担となり介護疲れの原因となります。

原因③限界を感じる“出費”

在宅介護による費用は平均で月々5万円もかかります。介護にかかるお金は想定以上です。デイサービスでは利用料金を支払い、在宅介護では生活必需品はもちろんのこと介護用品(紙おむつや防水シート等)も大きな出費となります。訪問ヘルパーさんに来てもらうにも介護サービス費用がかかります。介護者が今までと同じように働くことができれば、出費の問題で多少軽減されるかと思いますが、介護に対して理解のある会社はまだまだ少ないのが現状で、福利厚生に時短勤務や介護休暇制度がない職場は多くあります。そのため、介護離職をせざるを得ない状況で収入も減れば、経済的不安から、かなりの心労となることでしょう。

介護疲れが引き起こす深刻な事態とは?

①~③の原因からなる介護疲れは、下記の事態をも引き起こしかねません。
・介護離職…介護と仕事の両立が出来ず、退職を余儀なくされることです。仕事が辞めれば当然収入が激減し、描いていたキャリアプランも白紙になってしまうことで更なるストレスを生んでしまいます。
・介護うつ…介護疲れから発展してしまう“うつ状態”です。介護は、環境を変えることは中々難しく悪化してしまいがちです。
・介護殺人…将来を悲観したり、もう楽なってほしいという思いで要介護者を殺害してしまう痛ましい事件が多発しています。反対にもう楽になりたいと要介護者が死を望むケースもあります。
こういう事態を引き起こさない為にも、下述する介護疲れをチェックして自分の状態を知りましょう。

介護疲れをセルフチェック!知らず知らずのうちにあなたも介護疲れになってるかも?

介護疲れは自分に意識がない場合でも、症状が現れることがあります。
ぜひ下記のチェックリストを確認してみてください。該当するものが多いほど、介護疲れを感じている可能性があります。なお、症状が1ヵ月以上続くのであれば要注意です。早めのカウンセリングや自治体などの機関への相談をオススメします。
このあとご紹介する介護疲れの軽減法や介護ストレスの解消法などもぜひ活用してください。

介護疲れチェックリスト

介護疲れの軽減方法を紹介!

ここでは介護疲れを軽減する方法をご紹介します。単純に介護負担を減らすことができれば、介護疲れの軽減が見込めます。ぜひ積極的に下記3つの軽減方法に取り組んでみてください。

①介護支援サービスを利用する

まず、各自治体の“介護保険課”もしくは“地域包括支援センター”に行き、ケアマネジャー(介護支援専門員)を探しましょう。主治医によってはケアマネジャーを紹介してもらうことも可能なので一度相談してみてはいかがでしょうか。
ケアマネジャーは、各家庭の立場に立ってケアプラン(介護サービス計画書)を作成をする役割をしています。経済的な話から、どこまでを親族で介護を行い、どこから介護支援サービスを受けるのか、などの相談を親身になって聞いてくれます。そこで作成してもらったケアプランに基づいた介護支援サービスを利用することで、無理のない介護を行うことができるでしょう。ちなみにケアマネジャーへの支払いは介護保険負担なので、費用はかかりません。まずは気軽に相談してみましょう。
続いて、具体的な介護疲れの軽減になる介護支援サービスについてご紹介したいと思います。

介護保険適応内の支援サービス

デイサービス(通所介護) 日帰りの短時間介護を依頼できるサービスです。自宅から送迎車に乗って、デイサービス施設へ向かいレクリエーションから食事や入浴、生活支援など行っています。
ショートステイ(短期入所生活介護) 数日間、連続して最大30日まで専門の介護施設などに宿泊し介護サービスを受けます。施設目的としても、介護者の介護疲れ防止や旅行、冠婚葬祭など行ってもらう為となっています。
訪問介護 訪問介護員(ホームヘルパー)が自宅を訪問し、ケアプランに基づいた身体介護と生活援助を行うサービスです。夜間対応型訪問介護もあります。
訪問入浴介護 訪問入浴車で自宅を訪問し、要介護者の入浴を行うサービスです。横になったまま入浴することが可能なので寝たきりの方でも利用です。

介護保険適応外の支援サービス

上記のサービスは介護保険適応内なため、料金の自己負担額は軽くなりますが、これからご紹介する介護支援サービスは介護保険適応外となり、全額自己負担になることにご注意ください。
全国の各自治体が独自に行ってるサービスとして、「おむつ配送助成サービス、配食サービス、訪問理美容サービス、移送送迎サービス、緊急通報システムサポート」など、介護保険では提供できない様々なサービスが豊富にあります。気になるサービスがあれば、各自治体や地域包括支援センターに相談をしてみてください。
また、訪問介護事業者、NPO、民間事業者、シルバー人材センターなどの住民ボランティアによる「訪問による生活援助サービス」や「通所による活動援助サービス」も行っています。全額自己負担でも200~400円/回で、無料サービスのものもありますので、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

行政サービス

高額の介護サービス費・医療費・医療合算介護サービス費などの費用負担を緩和する国の制度や、各自治体における独自の支援サービスとして、紙おむつ助成制度などの行政サービスがあります。ぜひ、各自治体のホームページや地域包括支援センターなどで調べてみてください。

②介護の相談相手を作る

一人で悩みや負担を抱え込んでしまいがちの介護者にとって、悩みを共感してもらえる“相談相手”を作ることは介護疲れを軽減する上で非常に重要になります。

上記のような方と繋がっておけば、適切なアドバイスを聞けるだけでなく、コミュニケーションをとることで気分が晴れることもあるでしょう。「遠くの親戚より近くの他人」ということわざにあるように、いざという時に頼りになる方がいるだけで、悲観的にならず介護を行えるようになるでしょう。

③介護のスキルを習得する

自分に介護の知識や経験がないことで、余計ストレスや疲労が溜まり、介護疲れを引き起こしていませんか?
もっと楽に身体介助ができるところを、身体に無理をして介助をしていたり、どう介護していいのか分からず自力で模索をし過ぎて疲労困憊してしまったり…。実はそんなお悩みをお持ちの方向けに各自治体が“介護教室”を開催しており、介護に関する知識やスキルについて学ぶことができます。他には、ケアマネージャーなど、専門の方に相談をして適切なアドバイスを受けることで、「こんなに楽に身体介助が出来たんだ!」と驚くほどスムーズにスキルを習得できるはずです。さらに、きちんとした介護スキルは要介護者も安心して生活できることできるので、信頼関係を高める働きもあります。

介護ストレスの解消方法を紹介!

介護疲れを軽減しても“ストレス”は無意識に溜まっていくこともあります。介護ストレスを少しでも解消して、こころに余裕を持って介護と付き合っていきましょう。
介護ストレスの解消法として重要なのは「介護生活にオンオフをつけること」です。
24時間365日、毎日のように介護に追われていてはストレスの捌け口がなく、突然病気を発症してしまう可能性も出てくるでしょう。介護に自分の人生すべてを捧げてしまうことはありません。仕事でもライフワークバランスの重要性が叫ばれているように、介護生活の中でも“介護の時間”と”自分の時間”のバランスが重要になります。前述の介護疲れ軽減方法でもご紹介した、ショートステイやデイサービスなどを有効活用し、空いた時間で自分がリフレッシュできる趣味などに没頭して過ごすこともオススメします。また、介護の仲間作りに地元の“介護家族の集い”などに参加をして、孤独感を払拭することに時間を使うのも良いかと思います。

選択肢として“介護施設”への入居も
今回ご紹介した介護疲れの軽減法や介護ストレス解消法を試してみても、なかなか効果が実感できない場合は、介護うつや介護殺人、介護放棄という最悪の結末に至ってしまう前に、有料老人ホームやサービス高齢者向け住宅などの“入居”を考えてみてはいかがでしょうか。もちろん費用はそれなりにかかってしまいますが、介護者と要介護が心身ともに穏やかに暮らせることがなにより大切です。
まとめ
今回、介護疲れの軽減法や介護ストレスの解消法をご紹介しましたが、決して介護に100%の正解があるわけではありません。ただ、介護で最も大切なのは一人で抱え込まずに“誰かに相談して、頼ること”です。ついつい自分一人だけで頑張ってしまいがちな方は特に心に留めておいておきましょう。
介護の心得には「頑張らない」「ひとりで抱え込まない」「周りと比べない」「弱音を吐く」などがあり、これを意識してみると自然と介護の疲れや、ストレスによる心の負担が軽くなります。
決して無理をせず、周りに相談して、協力してもらいながら、ゆっくり介護に向き合っていきましょう。